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2005年大会横須賀地区大会

横須賀大会(「一般」南関東地区予選 / 「高校生」オープン)
大会名 マイコンカーラリー横須賀大会2004
大会日程
試走会 2004年10月16日(土)
大 会 2004年10月17日(日)
場所 横須賀市商工会議所
大会参加
申し込み
2004年8月24日(火)〜 9月17日(金)
終了しました
コース設定 コースレイアウトは試走会、予選、決勝で異なる。
大会運営 地方大会での規定以外はジャパンマイコンカーラリー全国大会の規定に基づく。
横須賀大会
規定
(1) 大会の参加者は「一般」と「高校生」とする。なお、高校生が「一般」でエントリーした場合は、以後の地区大会で「高校生の部」への出場はできない。「一般」の上位1割には、全国大会出場権を与える。
(2) 予選は2回行い、速いタイムを記録とする。
(3) 決勝トーナメントは「高校生」、「一般」を含めた予選の上位32台で行う。
(4) 決勝上位入賞者には賞状と記念品(横須賀市長賞)が与えられる。
大会事務局 防衛大学校情報工学科 滝田教授
参加料 「高校生」無料 / 「一般」有料
注意事項
(1) 横須賀大会は「一般」の南関東地区予選、「高校生」は地区大会の縛りはありません。
(2) エントリー後に出場を辞退する場合、必ずメール、または電話にてご連絡下さい。

オープンの部(高校生) 予選結果
【出場台数】28台【完走台数】13台【コース長】51.34m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位 水野 匠 韋駄天磯工 00'18"11 神奈川県立磯子工業高等学校
2位 上條 善治 六花 00'20"06 長野県松本工業高等学校
3位 藤井 嘉人 UK-FJI3 00'21"56 栃木県立宇都宮工業高等学校
4位 久保木 武承 WS 00'23"10 神奈川県立藤沢工科高等学校
5位 黒川 旭 ArthurD.C. 00'23"72 神奈川県立藤沢工科高等学校
6位 長嶋 拓也 UK-NGSM2 00'24"77 栃木県立宇都宮工業高等学校
7位 手塚 祐樹 UK-TTK2 00'29"32 栃木県立宇都宮工業高等学校
8位 矢崎 孝明 final 00'31"36 長野県岡谷工業高等学校
9位 飯塚 剛 Meteor 00'32"36 長野県岡谷工業高等学校
10位 瀬戸 彩奈絵 TESTY 00'34"01 長野県岡谷工業高等学校
11位 大迫 宇広 はやて 00'38"30 神奈川県立商工高等学校
12位 ミヨシ ファビオ アマゾン号 00'42"34 神奈川県立平塚工科高等学校
13位 筒浦 悠太 平工T号機 01'12"61 神奈川県立平塚工科高等学校

競技1台ずつの走行でタイムレースを2回行い、タイムの良い方を記録とします。

一般の部 予選結果
南関東地区ページを参照下さい。

決勝トーナメント
決勝トーナメントは、高校生の部、一般の部を合わせた上位32名が同一トーナメントで行いました。


※画像をクリックすると、PDFで表示します。

決勝トーナメント 順位
順位 氏名 所属名 カーネーム
優勝 藤野 剛 SSG! 透明ランナー
準優勝 水野 匠 神奈川県立磯子工業高等学校 韋駄天磯工
3位 前田 貴匡 防衛大学校情報工学科滝田研究室 ODP
4位 田村 眞 個人参加 フオトン
8位 河野 純也 日産自動車株式会社 FRAGILE004
秋山 弘 日産テクノ マシンX−SA
上條 善治 長野県松本工業高等学校 六花
前田 正男 日産テクノ 04KG

大会レポート
2004年10月17日に横須賀市商工会議所 特設コースにて「マイコンカーラリー横須賀大会2004」が開催された。50cmクランクが設置されたコースレイアウトで、このクランク部分で落ちるマイコンカーが目立った。

◇一般 予選
 まず、一般の予選が行われた。これは、「南関東地区大会 一般の部」も兼ね上位5名には全国出場権が与えられる。結果は、前回横須賀大会、及び南関東地区大会で優勝した河野さんが、1回目の走行はまさかの脱輪となったが、2回目は唯一16秒台で完走、最高タイムを叩き出し優勝。2位には藤野元輝さんが18秒台で、3位には大会最高齢で参加の田村さんが19秒台、続いて秋山さん、渡辺さんが入賞し、合計5名の方が全国大会出場権を手にした。3〜9位の選手が2秒以内のタイムとなる激戦となった。

◇オープン(高校生) 予選
 次にオープンの部として、高校生の予選が行われた。結果は、前回南関東地区大会で準優勝の神奈川県立磯子工業高校 水野君が予選一位となった。タイムはオープンの部で唯一の18秒台。

◇決勝トーナメント 
 一般の予選とオープンの予選を合わせた上位32名が決勝トーナメントに進む。残念ながら完走車が32名に満たず、完走した29名全員が決勝トーナメントに出場。トーナメントは早ければ早いほど良いというのでなく、対戦相手に勝てば勝利となるため、予選とは違った駆け引きが行われる。2回戦までで、予選タイム1位の河野さんが脱輪、3位の藤野元輝さんも脱輪という波乱が合ったが、他は順当な結果となった。
 ベスト16のマイコンカーを紹介しよう。

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河野さん「FRAGILE004」。昨年より軽量化に取り組んだとのこと。1輪1モータの4WD。サーボを直接制御。アナログセンサ使用。 長嶋さん「UK-NGSM2」。1輪2モータで加速、ブレーキ性能を上げている。アナログセンサに挑戦した。難しいが制御が滑らかとのこと。 竹村さん「エクスカリバー3」。クランク前の横線通過後、現在のスピードにより逆転のPWMを変えてスムーズなブレーキを実現している。
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藤野剛さん「透明ランナー」。センサはキット品を使用しているが、中心2つは使用していない。坂道検出用リミットスイッチを取り付け上り坂後、減速している。 秋山さん「マシンX−SA」。モータは指定モータとは違うSA-260モータを使用。フロントの飾りは青レンジャー。 藤井さん「UK-FJI3」。ステアリングはアッカーマン方式でアナログセンサを使用。サーボを直接制御している。
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飯塚さん「Meteor」。ツインモータギヤを使用。マクソンモータで自作サーボを製作、非常に滑らかな制御を実現している。 田村さん「フォトン」。ワイヤで4WS機構を実現した精巧なマイコンカー。フォトセンサをデジタルに変換して使用。バック回路用にリレーを取り付けている。 水野さん「韋駄天磯工」。マクソンギヤによるステアリングは21:1。駆動部は11:1のギヤ比。基板を工夫したとのこと。
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黒川さん「ArthurD.C.」。フィルムケースでホイールを作成。4モータ。電池は7本。 佐野さん「SA−2004」。通常のセンサに加え、5cm程前に2個のセンサを追加。カーブとクランクの減速補助用に使用している。 上條さん「六花」。シンプルに作ることを心がけた。ハイスピードギヤ、自作サーボ、アナログセンサでステアリング制御をしている。
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倉橋さん「マシーンRS04」。ハイスピードギヤボックスを1輪1個使用した4WD。ギヤ比は11:1。基板はキットの物を使用している。 前田正男さん「04KG」。低重心に心がけた。最高高さは計測用センサが反応するぎりぎり35mmくらいにしている。回転検出にコースのセンサを使用して、ギヤに白と黒色を付けて検出している。 前田貴匡さん「ODP」。自作サーボ、アナログセンサによる滑らかなカーブ制御。横モーメントを意識して電池の配置に気をつけたとのこと。
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藤野元輝さん「帰ってきた松工さん」。コーストレースの処理を割り込みで行い、安定させている。 佐野さんのマイコンカーのセンサ部。前読みセンサを2個追加している。 田村さんのマイコンカーの裏面部分。ワイヤをうまく組み合わせ、ステアリングの動きに応じてタイヤを4WSで曲げるようにしている。

順決勝の1回目、藤野剛さんvs田村さん。
藤野剛さん18.20秒、田村さん19.41秒と1秒差で藤田さんの勝利。決勝戦へ進んだ。
 
順決勝の2回目、水野さんvs前田貴匡さん。
両者とも脱輪し、再レースとなるが更に両者脱輪。
予選タイム上位の水野さんが決勝へ進んだ。
3位決定戦、田村さんvs前田貴匡さん。
田村さんが上り後脱輪、前田さんの勝利かと思いきやゴール直前のクランクで脱輪してしまい再レース。再レースでは田村さん19.64秒、前田さん19.58という僅差で前田さんの勝利。
 
決勝戦、藤野剛さんvs水野さん。
水野さんがクランクで脱輪、安定した走行の藤野さんが優勝。藤野さんは予選タイム9位だったが、一度も脱輪しない抜群の安定性を誇っていた。

 最後に、横須賀大会(決勝トーナメント)の1〜3位まで、田村さんが特別賞を受賞し、横須賀市より表彰された。続いて、南関東地区大会一般の部 上位5名が全国大会出場の認定書を授与され、熱き大会の幕を閉じた。

入賞された皆さん、おめでとうございました