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2015大会全国大会レポート 6/7

Advanced Class・決勝トーナメント
予選からBasic Classの決勝トーナメントまで使用したコースを逆走にし、若干のレイアウトチェンジが行われた。ゴール直前にレーンチェンジが連続であったり、カーブ後短い距離でのレーンチェンジがあったりとまた難易度が上げられ、選手たちにとって初めて見る、ぶっつけ本番のコースとなる。 このコースを制してこそ全国の高校生の頂点に立てる。だが、この決勝トーナメントの舞台までたどり着いた選手たちはこのようなコースは想定内で1年間練習を積んできたはずだ。以下16人の選手たちがチャレンジする。

◆富山県立富山工業高等学校 古澤 瑞葵君 「愛無双」
◆長野県駒ヶ根工業高等学校 中村 俊介君 「緑翼」
◆富山県立富山工業高等学校 曽我 樹乃さん「来夢」
◆岐阜県立大垣工業高等学校 成瀬 匠君  「テスターナルショウ」
◆岐阜県立可児工業高等学校 宮本 崇広君 「i−634」
◆長野県飯田OIDE長姫高等学校 小池 魁舟君「極楽鳥花」
◆岐阜県立可児工業高等学校 伊藤 拓夢君 「i−Mu」
◆長野県駒ヶ根工業高等学校 新井 賢人君 「翔鶴」
◆熊本県立熊本工業高等学校 田代 健一君 「Guessy」
◆愛知県立春日井工業高等学校 高久 祐仁君「ro−ε」
◆福岡県立福岡工業高等学校 中山 大樹君 「REVOLUTION」
◆岐阜県立大垣工業高等学校 子安 克樹君 「テスターパンチ」
◆愛媛県立松山工業高等学校 萩野 航君  「オレンジ魂2号」
◆徳島県立つるぎ高等学校   仲 拓哉君 「WorkingMan」
◆岐阜県立岐阜工業高等学校 石川 湧也君 「GifuTech i」
◆佐賀県立鳥栖工業高等学校 松本 太陽君 「tsk紫電」
(予選順位順)

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1回戦1組目 富山県立富山工業・古澤 瑞葵君(左) vs 佐賀県立鳥栖工業高校・松本 太陽君(右)
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1回戦2組目 長野県駒ヶ根工業・新井 賢人君(左) vs 熊本県立熊本工業・田代 健一君(右)
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2回戦2組目 岐阜県立大垣工業・子安 克樹君(左) vs 岐阜県立大垣工業・成瀬 匠君(右)
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2回戦4組目 長野県飯田OIDE長姫・小池 魁舟君(左) vs 富山県立富山工業・曽我 樹乃さん(右)
予定時刻より30分ほど遅れて、会場が待ちに待っていた決勝トーナメントがスタート。一組目は予選1位の古澤君と16位の松本君の闘い。2台ともレーンチェンジで失敗しコースアウト。予選のタイムが上位の方が勝ちあがりとなるので、古澤君が一人目の準決勝進出者となった。2組目は予選8位の新井君対9位の田代君。2台とも軽快な走行でほぼ同時にゴール。新井君が15.81秒に対し田代君が15.73秒で勝利、準決勝へ駒を進めた。ここで優勝候補の新井君の敗退が決定してしまった。5組目に同校の中村君が登場したが、最後のレーンチェンジでポールに激突していまい無念のコースアウト。駒ヶ根の3連覇の夢は断たれてしまったが、二人ともまだ来年チャンスがあるので、必ず優勝を奪回するという気持ちでまたチャレンジする姿を見たい。なんと16人中5人が15秒台を記録し、コースの難易度が上がっているという事を忘れさせられるところであった。

次は準々決勝、ベスト8が揃った。準決勝1組目は古澤君対田代君。レーンチェンジ後に古澤君がコースアウトしてしまい、田代君が15.93秒で勝利。2組目は子安君対成瀬君。なんと岐阜県立大垣工業高等学校の同校対決となってしまった。内心勝負をつけるのも見るのもつらい物があるが、ここは成瀬君が勝利し、子安君の分も闘い進めることに。3組目は岐阜県立岐阜工業高等学校の石川君対岐阜県立可児工業高等学校の伊藤君。こちらもまた岐阜県同士の闘いである。もうお気づきだと思うが、16校中5校が岐阜県の学校だったのだ。まさに岐阜旋風が決勝トーナメントで巻き起こっていた。ここはポイントを確実にクリアする走行で伊藤君の勝利。4組目は長野県飯田OIDE長姫高等学校の小池君と富山県立富山工業高等学校の曽我さん。なんと小池君が15.55秒、曽我さんが15.66秒とこれまたほぼ同時のゴールであった。小池君が勝ち上がり、曽我さんはベスト8決定で、今回の女子選手のトップとなった。

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準決勝1組目 岐阜県立大垣工業・子安 克樹君(左) vs 熊本県立熊本工業・田代 健一君(右) − 田代君が15.80秒で勝利
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準決勝2組目 岐阜県立可児工業・伊藤 拓夢君(左) vs 長野県飯田OIDE長姫・小池 魁舟君(右) − 小池君がトーナメントではベストの15.35秒で勝利
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3位決定戦 岐阜県立大垣工業・子安 克樹君(左) vs 岐阜県立可児工業・伊藤 拓夢君(右) − 伊藤君が15.64秒で勝利
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決勝戦 熊本県立熊本工業・田代 健一君(左) vs 長野県飯田OIDE長姫・小池 魁舟君(右) − 小池君が0.25秒差の15.58秒で優勝!
準決勝1組目は田代君対子安君。子安君がレーンチェンジのポールにひっかかってしまい、田代君が決勝進出を決めた。2組目は伊藤君対小池君。2人とも素晴らしい走行で、どんな難所もものともせずクリアできるのではないかと思うほどだった。15.35秒と15.77秒というこれまた僅差で、小池君が勝利。今大会は接戦が多く、実力に差がない選手がほとんどなのだろう。

子安君と伊藤君による3位決定戦が決勝戦の前に行われた。ここは子安君が痛恨のコースアウト、一方の伊藤君は着実に難所をクリアし3位が決定した。健闘を称え合う握手は力強かった。伊藤君、子安君本当におめでとう!

とうとう残すは決勝戦のみである。田代君と小池君が緊張した面持ちで大画面の横に立つと、会場から大きな拍手が起こった。記念すべき第20回大会、北海道での最後の大会のチャンピオンになるのははたしてどちらの選手か。がっちりと握手を交わし、1年間試行錯誤をして共に闘ってきた愛車をスタート地点にセット。いよいよ決勝戦スタート!さすが決勝戦、ミスしそうな気配なんて微塵も感じさせない、滑らかな走行。先生方や仲間の想いを一緒に乗せて、迫力いっぱいの走りで両者ゴール!結果は小池君15.58秒、田代君は15.83秒とまたまた僅差で会場がどっと沸いた。勝負の世界は本当に厳しい。小池君の優勝は3年間毎日努力してきた成果、本当におめでとう!毎日マイコンカーと向き合っていると色んなことがあったと思うが、その結果この場で全国の高校生の頂点に立ったのだ。田代君はまだ1年生なのでまた来年、再来年も全国大会の場に戻ってきてくれるだろう。その時はきっとまた決勝戦で勇姿を見ることができると信じて、全国大会2位おめでとう!

補足ではあるが、見事優勝した小池君の長野県飯田OIDE長姫高等学校だが、OIDEとはOriginality(独創)・Imagination(想像)・Device(工夫)・Effort(努力)の略語とのこと。ものづくりの次代を担っていく学校にふさわしい名前である。

写真−クリックすると拡大表示します 【Advanced Class 優勝】
長野県飯田OIDE長姫高等学校
小池 魁舟君
カーネーム「極楽鳥花」


決勝トーナメントを勝ち上がるためには完走が絶対条件であるため、どんなコースレイアウトでも必ず完走できるように調整を重ねてきました。最後に優勝という結果を残すことができて大変嬉しく思います。
(大会後のアンケートから抜粋)

【準優勝】
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熊本県立熊本工業高等学校
田代 健一君
カーネーム「Guessy」
【第3位】
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岐阜県立可児工業高等学校
伊藤 拓夢
カーネーム「i−Mu」

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