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R8C/M12A 技術情報
R8CM12A基板 ブレッドボードセットとの違い

R8CM12A基板は、ブレッドボードセットの実習プログラムがなるべく動くよう回路設計していますが、一部異なる部分があります。その部分の説明をします。

ディップスイッチ
4bit分のディップスイッチがありますが、ブレッドボードセットの実習「スイッチの入力(I/Oポートの入力)」で説明しているプログラム「sw_led.c」では、R8CM12A基板は動作しません。
ブレッドボードセットの実習のときと、R8CM12A基板のディップスイッチのポートを下表に示します。

ディップスイッチ ブレッドボードセットの実習のときのポート R8CM12A基板のポート
bit3(いちばん左) P3_7 P4_5
bit2 P3_5 P3_5
bit1 P3_4 P3_4
bit0(いちばん右) P3_3 P3_3

ディップスイッチのbit3のポートがブレッドボードセットの実習とR8CM12A基板では異なります。

ブレッドボードセットの実習のプログラムを下記に示します。

/***************************************************/
/* メインプログラム                                */
/***************************************************/
void main( void )
{
    init();                /* 初期化              */

    while( 1 ) {
        p1 = p3;
    }
}

/***************************************************/
/* R8C/M12A スペシャルファンクションレジスタ(SFR)の初期化        */
/***************************************************/
void init( void )
{
    /* ポートの入出力設定 */
    pd1 = 0xff;            /* ポート1の入出力設定   */
    pd3 = 0x47;            /* ポート3の入出力設定   */
    pd4 = 0xff;            /* ポート4の入出力設定   */
    pda = 0xff;            /* ポートAの入出力設定   */

    /* 端子のプルアップ設定 */
    pur3 = 0xb8;           /* ポート3のプルアップ設定*/
}

R8CM12A基板を使うときのプログラムを下記に示します。太字が変更した部分です。

/***************************************************/
/* メインプログラム                                */
/***************************************************/
void main( void )
{
    init();                /* 初期化              */

    while( 1 ) {
        p1 = p3 | (p4_5 << 7);
        //「 | 」は縦棒でORの意味です。
        // p4_5の値を左に7ビットシフトします。
        // そうすると、P1の7ビット目にp4_5の情報が出力されます。
    }
}

/***************************************************/
/* R8C/M12A スペシャルファンクションレジスタ(SFR)の初期化        */
/***************************************************/
void init( void )
{
    /* ポートの入出力設定 */
    pd1 = 0xff;            /* ポート1の入出力設定  */
    pd3 = 0xc7;            /* ポート3の入出力設定  */
    pd4 = 0xdf;            /* ポート4の入出力設定  */
    pda = 0xff;            /* ポートAの入出力設定  */

    /* 端子のプルアップ設定 */
    pur3 = 0xb8;           /* ポート3のプルアップ設定*/
    pur4 = 0x20;           /* ポート4のプルアップ設定*/
}

ボリューム
R8CM12A基板には標準回路ではボリュームは搭載できないので、A/D変換の実験はできません。ただし、ディップスイッチの上に横4ドット×縦2ドットのユニバサール領域があるので、この部分にボリュームを実装して、若干の手配線をすれば実習可能です。
基板改造例を下図に示します。

R8CM12A基板 外観

LED2とR5を外して、ボリュームを配線します。マイコンは、P1_7端子に接続されます。
回路、プログラムは、「ボリューム(0〜5Vの電圧)の入力(A/D変換器)」と同じです。このページを参照してください。

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