MCR - Micom Car Rally
大会情報 マイコンカーラリーとは? 今から始めるマイコンカーラリー 技術情報 大会記録 MCRファン倶楽部 お問い合せ
マイコンカーラリートップへ マイコンカーラリートップへ
大会記録 >> 2007年大会 >> 地区大会結果 >> 北海道
大会記録
2023年大会
2022年大会
2021年大会
2020年大会
2019年大会
2018年大会
2017年大会
2016年大会
2015年大会
2014年大会
2013年大会
2012年大会
2011年大会
2010年大会
2009年大会
2008年大会
2007年大会
大会概要
地区大会結果
全国大会結果 高校生の部
全国大会結果 一般の部
大会レポート
関連行事
2006年大会
2005年大会
2004年大会
2003年大会
2002年大会
2001年大会
2000年大会
1999年大会
1998年大会
1997年大会
1996年大会
ロボフェスタ2001関西
ロボフェスタ2001神奈川
有志の会記録会(2020年度)

2007年大会 地区大会結果 北海道 地区一覧へ戻る>>

日  時 2007年1月7日(日)
開催場所 北海道札幌国際情報高等学校
参加台数 高校生の部:164台 ※全国大会出場枠:20台
一般の部:なし
開催事務局
問い合わせ先
〒001-0930
札幌市北区新川717-1
北海道札幌国際情報高等学校
情報技術科 向平 弘之
Tel:011-765-2021

高校生の部 予選結果
【参加台数】164台【完走台数】22台【コース長】56.02m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位
全国出場
塩月 鷹文 Rider 00'24"15 北海道室蘭工業高等学校定時制
2位
全国出場
石川 誠 クズ太 00'24"99 北海道札幌琴似工業高等学校
3位
全国出場
斉藤 真也 驚愕の時雨 00'26"31 北海道北見工業高等学校
4位
全国出場
一町田 涼輔 トロンベ 00'26"73 北海道札幌琴似工業高等学校定時制
5位
全国出場
鏡 博允 Berkut 00'28"12 北海道札幌琴似工業高等学校
6位
全国出場
田畑 俊彦 CREA 00'28"97 北海道旭川工業高等学校
7位
全国出場
十倉 健 No.22 00'31"83 北海道札幌琴似工業高等学校
8位
全国出場
伊藤 那知 X−2 00'31"89 北海道札幌琴似工業高等学校定時制
9位
全国出場
菊地 ともみ ユキウララ 00'33"25 北海道札幌国際情報高等学校
10位
全国出場
高橋 良太 SKK−11 00'33"63 北海道札幌琴似工業高等学校定時制
11位
全国出場
松尾 弘樹 Destiny 00'34"15 北海道滝川工業高等学校
12位
全国出場
中村 駿介 ランエボによろしく 00'34"41 北海道札幌国際情報高等学校
13位
全国出場
澤口 隼 サティスファクション 00'34"61 北海道旭川工業高等学校
14位
全国出場
黒沼 猛之 グットスピード 00'36"49 北海道札幌国際情報高等学校
15位
全国出場
松平 裕樹 ωライス 00'37"55 北海道旭川工業高等学校
16位
全国出場
菊地 昂宏 −Z−Ver.S 00'38"98 北海道釧路工業高等学校
17位
全国出場
谷口 由右三 飛竜 00'40"55 北海道札幌工業高等学校
18位
全国出場
柳瀬 恭兵 EVANGELE 00'41"36 北海道釧路工業高等学校
19位
全国出場
三浦 遼平 ローンウルフ 00'45"06 北海道稚内商工高等学校
20位
全国出場
瀧澤 真ノ介 杜若 00'53"64 北海道旭川工業高等学校
21位 平山 勇二 首無し 01'00"55 北海道室蘭工業高等学校
22位 佐藤 亨賢 8083 01'16"04 北海道札幌工業高等学校定時制
競技は2台併走の予選タイムレースを1回行う。
上位20名を全国大会出場とする。ただし、1校5台を限度とし、上位20名に満たない場合は、順次繰り上げとする。

高校生の部 団体の部
順位 3台合計タイム
優勝 北海道札幌琴似工業高等学校定時制 01'32"25
準優勝 北海道札幌国際情報高等学校 01'44"15

一般の部 結果
一般の部の開催はありません。

大会レポート
2007年1月7日(日)、今年度の地方大会最後を飾るジャパンマイコンカーラリー北海道地区大会が、今年も北海道札幌国際情報高等学校で開催された。今期の大会は、スタート方式の変更とレーンチェンジの導入が、各地区大会で様々なドラマ生み出してきた。果たして、ジャパンマイコンカーラリー発祥の地・北海道の高校生たちは、このレギュレーション変更に如何に対応してくるか。注目が集まる中で、競技のスタートが切られた。
今年は23の参加校から、164台がエントリー。競技方法は、第一回大会から貫いている伝統に則って、一発勝負のタイムトライアル方式が執られた。この日初めての完走者は、Bコース2組目に登場した札幌琴似工業高等学校定時制の一町田君。26.73秒で、最終結果としても4位に食い込む好走を見せ、母校の団体優勝に大きく貢献した。続くAコース3組目では、札幌国際情報高等学校の菊地さんが、33.25秒で女性として始めての完走。全体でも9位に入り、全国大会へのキップを手にした。コメントを求めると「完走が目標だったので、とっても嬉しいです。全国大会へ出場できるなんてビックリです」と瞳を輝かせていた。しかし、その後は完走者がなかなか出ず、最終組がレースを終えた時点でその数わずか22台。昨年の大会では73台と、飛躍的に完走者数を伸ばしたが、出場台数自体が減ったことを考慮しても大きく下回る結果となった。原因は主に、レーンチェンジとクランクの違いをCPUにプログラムするための、習熟度に難があったことだ思われる。北海道の高校生たちには、来年は是非とも奮起をお願いしたい。さてその中で、一際光る走りを見せたのは、優勝者の室蘭工業高等学校定時制の塩月君。ストレートでは迫力のある伸びを見せ、コーナーの安定感、レーンチェンジのスムーズさと、どれを取っても文句なしの走りで、24.15秒のタイムを叩き出した。しかも、初参加での快挙である。本人は「実感がわきません」と照れながらも、「コーナーのスピードをもう少し上げるなど、微調整をして全国大会に備えたいと思います」と、冷静に抱負を語っていた。また、札幌琴似工業高等学校の石川君は、1年生とは思えない淀みのない走行で、この日2台だけ24秒台に突入(24.99秒)して見せた。そして3位には、26.31秒の北見工業高等学校の斉藤真也君が食い込んだ。
残念なのは、初出場から2年連続で全国大会に駒を進めるという、女性選手としては輝かしい実績を残してきた札幌国際情報高等学校の櫻井さんが、スタート直後のクランクでコースアウトしてしまい、最終学年を有終の美で飾る事ができなかったこと。だが、後輩の菊地さんが全国大会へ出場できたのも、良き手本に恵まれたから。今後は、一般の部で再び櫻井さんの雄姿に出会えるよう、期待して止まない。

最終調整中 開会式 選手宣誓

2ステージで同時に行われる スタート! 高校生の部 全国出場選手 おめでとうございます!

 他に特徴のあるマイコンカーを紹介しよう。

北海道札幌琴似工業高等学校定時制 一町田涼輔君「トロンベ」。ハイスピードギヤを使用した1輪1モータの4WD。サーボはサンワのERG-WRX。ホイールはサイコウッドを削って製作。レーンチェンジが大変だったがハンドル切れ角を何度も調整して見事完走。因みにカーネームは、ドイツ語で「竜巻」の意味。 北海道札幌工業高等学校 谷口 由右三君「飛竜」。ハイスピードギヤを使用した1輪1モータの4WD。アクリル製のシャーシ。ホイールはフィルムケースを使用。。センサ基板の上に黒いスポンジを取り付け、外乱防止と脱輪時にボリューム等が壊れるのを防いでいる。レーンチェンジは確実に走行するよう、スピードを落として走行させている。 北海道室蘭工業高等学校定時制 塩月 鷹文君「Rider」。ハイスピードギヤを使用した前輪1モータ、後輪2モータの4WD。サーボはKOプロポのPDS-2123FET。液晶を搭載し、パラメータ設定を手元で出来るようにしている。クランクは曲げる角度を少しずつ調整して最適な値を見つけたとのこと。

北海道釧路工業高等学校 柳瀬 恭兵君「EVANGELE」。ハイスピードギヤを使用した1輪1モータの後輪駆動。サーボはフタバのS9253。ホイールは、アルミ棒を旋盤で加工。プログラムはクロスラインをハーフラインと読み間違うことがあるため、ハーフラインを検出しても少しの間、クロスラインかどうかのチェックを続け、クロスラインだった場合はクロスライン処理に移るようにしている。 北海道北見工業高等学校 斉藤 真也君「驚愕の時雨」。ハイスピードギヤを使用した1輪2モータの後輪駆動。サーボはサンワのRS-955。アッカーマンリンク機構で操舵している。エンコーダを搭載しスピードコントロール。センサ基板は、センサとセンサの間にスポンジの仕切りを入れて高さ調整兼、センサ同士が干渉しないようにしている。 北海道滝川工業高等学校 松尾 弘樹君「Destiny」。自作ギヤボックスで、1輪2モータの後輪駆動。後輪が大きいのが特徴。アルミ製のシャーシを上下2段にして、剛性を高めている。プログラムは、コーナーがスムーズに走るよう何度もハンドル切れ角を微調整したとのこと。

※写真はクリックすると拡大表示します。