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大会記録 >> 2003年大会 >> 横須賀地区大会2003
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横須賀地区大会2003大会レポート

マイコンカーラリー横須賀地区大会、再び
 「マイコンカーラリー競技を通してメカニクス、エレクトロニクス、ソフトウェアを総合的に学び、メカトロニクス技術の発展と創造力を養う」ということで、2002年8月24日(日)にマイコンカーラリー横須賀地区大会2003が横須賀市の主催により横須賀市総合体育会館サブアリーナにて開催された。昨年に続き2回目となった横須賀大会の模様をレポートする。
開会式。 軽妙な司会の滝田教授。 かわいい応援団。

予選
 コースは、予選専用のコースレイアウト(→[PDF形式])で行われた。先ほどまでは試走用のコースレイアウトだったので、選手が見るのは初めて。クランクが3箇所から1つ追加され、カーブ部分が一部変更になった。予選コースの試走は出来ないため、コースをプログラムさせることは出来ない。「どのようなコースでも走れるように」との主催者側の思いからだ。全長56.31mmで、クランクは4箇所。特徴は下った後のクランク、連続クランク、細かい連続S字、いつもは長いストレート部分にも小さいS字があり、直線がいつもより短くなっている。地区大会よりかなり難しいレイアウトになっていた。
   
  今回のコースはカーブが多く、直線があまりない。いつもは長い直線だが、今回は細かいS字が入った(左)。下りの後のクランクは最大速度に達するが、連続クランクの2つ目は遅いスピード進入するためプログラムの調整が難しい。タイミングを間違うと脱輪してしまう(中)。細かいS字の連続も難しい(右)。  


今回のコースに合わせてカーブ、クランクのスピードなど、調整する。
 前日、試走専用レイアウトにて試走が出来る時間が設けられ各選手が最終調整を行った。センサ調整しているマシンあり、タイヤのチェックをしているマシンあり、安全スピードを確認するマシンあり、試走時の調整が大会での走行に大きく影響する。タイヤ検査については、横須賀地区大会のみ検査用紙の表で実施するため、タイヤ車検が他の地区より厳しくなった。「タイヤ勝負にならないように」との主催者の意向からだ。



横須賀大会特例として車検は用紙の表で行われた。これが凶と出るか、吉と出るか…
 予選は、高校生の部、一般の部に分かれて1台ずつ2回走行し、速いタイムを予選タイムとする。決勝トーナメントは、高校生の部、一般の部を合わせて予選タイム上位32台が進出する。
 2回走行できるため、1回目の走行は手堅く安全モードで結果を残し、2回目でスピードを上げてタイムを伸ばすのが理想的だ。が、今回は波乱が起きた。完走率が低い!高校生の部は、1回目走行で29台中3台、一般の部でも20台中3台しか完走しないという異例の結果となった。2回目も高校生の部で1台、一般の部で2台追加で完走しただけとなり、両グループ合わせても9台の完走となった。たかがライントレース、されどライントレース。マイコンカーラリーの奥の深さがうかがえる予選結果となった。
 高校生の部予選のタイムは、神奈川県立磯子工業高等学校設計製作部の水野さんが'31.21秒という断トツのタイムで1位、それに八王子実践高等学校電子技術部の佐藤さん、同じく藤田さんが続いた。
 一般の部予選のタイムは、日産自動車(株)の河野さんが21.22秒で1位、防衛大学校情報工学科の伊達さん、同じく宮川さんがなんと0.01秒差の23.02秒と23.03秒でそれに続いた。なお、一般の部の上位3名は全国大会出場権を獲得した。

車検にパスすると自分の順番になるまで待機する。 「ピッ、ピッ、ピッ、ピー」で、スタート。マシンが走り出したら後は祈るのみ。 ゴール!!そして計測表示はゴールタイム。貴重な完走だ。

決勝トーナメント

決勝トーナメントでも車検が行われる。


予選に勝ち残った皆さん。これからどの様な戦いが待ち受けているのか。
 決勝トーナメントは、高校生の部、一般の部の完走者を合わせてトーナメントを行う。対戦は、1位と32位、2位と31位・・・15位と16位の順で競っていく。今回は残念ながら完走者は合計9台となり、9選手によるトーナメント戦となった。
 横須賀大会は、予選と決勝トーナメントでコースレイアウトが異なる。昨年はクランクが追加された。今年はなんと、クランク1メートル手前のクロスラインが予選とは逆に付け替えられた。コースの走行方向が逆になったのだ!!(→[PDF形式]) 今まで低速で進入していたコーナーを高速で進入することになったり、その逆になったりと、思わぬ影響が出る可能性がある。より安全モードで行くか、モードを変えずに行くか、意見の分かれるところだ。
 決勝トーナメントは、予選とは違い走行相手がいるので駆け引きがある。お互い、予選の走りを知っているので相手が自分より遅いことが分かっていれば安全モードで走行すれば完走率が高くなるが、相手がモードを変えてくれば負ける可能性がある。相手が速ければ高速モードにせざるを得ないが、相手の脱輪を祈って確実に完走できるスピードでいくのも手だ。勝負の駆け引きが勝敗を分ける。

 まずは、予選8位と9位の藤田さんvs杉木さん。予選タイムは藤田さんの方が良かったが、脱輪してしまい杉木さんが勝利。

順々決勝の1回目、河野さんvs杉木さん。
安定かつ高速の河野さんが、予選タイム1位の貫禄を見せつけ勝利。
 
2回目は、竹村さんvs川西さん。
タイムは、竹村さん25.74秒、川西さん25.04秒と接戦を制した川西さんが準決勝へ進出。
3回目は、伊達さんvs佐藤さん。
順当に、予選でも速かった伊藤さんの勝利。
 
4回目は、水野さんvs宮川さん。
23秒台のタイムで宮川さんの勝利。水野さんも完走。

 準決勝1回目は、河野さん「FRAGILE003」vs川西「Queen」さん。川西さんは防衛大学校所属で同大学の滝田教授のSSM方式を採用した前輪駆動のマイコンカー。対する河野さんもSSM方式を採用しているが、高校生用の指定モータを改造して1輪1個使い、4輪駆動にしている。結果は川西さんが脱輪してしまい河野さんの勝利。河野さんの予選タイムを見てスピードを上げたのだろうか。
 準決勝2回目は、伊藤さん「DAT」vs宮川さん「Mysproject」。二人とも防衛大学校所属で、手の内は分かり合っている。車体もSSM方式を採用して前輪駆動と同じだ。結果は、スピードを上げすぎたのか伊達さんが脱輪、宮川さんが決勝へ進んだ。
 いよいよ決勝戦。河野さん「FRAGILE003」vs宮川さん「Mysproject」。予選タイムは河野さん21.22秒、宮川さん23.03秒と2秒弱の差がある。距離にして5m弱。これはかなりの差である。この差を宮川さんがどう埋めるか。結果は宮川さんが惜しくも脱輪。やはりスピードを上げすぎたのか。河野さんが終始安定した走行で優勝した。河野さんのマイコンカーはなぜ速くて安定しているのか。実は河野さんのマイコンカーは、他のマイコンカーよりキャンバー角を大きくとっている。正面から見るとハの字になっている。これによりカーブ走行時、タイヤ全面でグリップし高速走行を可能にしている。0.5m/s程高速になったそうだ。

クリックすると動画が再生されます
滝田教授による選手へのインタビューがあった。皆、参考になる技術はないか熱心に聞いていた。 決勝戦。左が河野さん、右が宮川さん。結果は如何に・・・ 決勝戦の走行動画です。クリックすると動画が再生されます。
【サイズ】4.95MB
【形 式】QuickTime
【時 間】29秒
動画を再生できない場合は、右クリックでファイルを保存してから実行してください。プレーヤーがない場合は、QuickTimeのホームページからプレーヤーをダウンロードしてください。
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