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2014大会全国大会レポート 2/7

試走
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コース横の控え場所で順番を待つ選手たち
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控室と光の広場では明るさが違うので、センサ感度を調整し直す
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学校のコースと、本番のコースの微妙な滑りの差を、試走で調整する

第1関門をクリアしたら、次はいよいよ会場の光の広場に移動して試走である。控室から光の広場までは徒歩3分ほどの距離だが、駅の前の通路やサンピアザのお店の前を通るので、通行人に迷惑をかけないよう1列で、ケースが邪魔にならないよう注意を払って慎重に進む。緊張と寒さでブルブル震える選手もいた。ものめずらしい行列の光景は、通行人からは「なにがあるのだろう?」「皆おそろいのゼッケンね?」と注目を浴びていた。

いざ光の広場へ到着すると、選手たちはすぐ待機スペースに着席させられたのだが、すぐ横にコースがあるのに運営スタッフたちがコース前にいて見えなかったため、レイアウトを早く見たくてしょうがない表情をしていた。誘導の先生の指示に耳を傾けながらも、正直ドキドキしていることが伺える。「コースのグリップはどうかな、直線やカーブの速度をどうしようかな」と色々考えてしまうだろう。さっき仮車検を済ませたばかりだが、ここでもタイヤの粘着性の確認、電池についてのレース前検査が最終的に行われる。

今年も各々の愛車の色、素材、形、パーツなど工夫が光っている。個性と1年間の努力の結晶、そんな世界に1台しかない手作りのマイコンカーを見比べる、というのもこの大会の楽しみである。肝心な走行はというと、さすが全国大会!というレベルで、難関なポイントも軽やかに走り抜け完走する選手が多いのに驚く。しかしレーンチェンジが曲者だったようで、コースアウトしてしまう選手もいたが、原因さえつかめば翌日の本番では挽回できるであろう。翌日の106台の走りに期待せずにいられない試走であった。

開会式
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開会式
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長野県駒ヶ根工業高等学校・浦野稜也君が優勝旗を返還
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来賓挨拶をする、文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官・持田 雄一氏
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同じく来賓挨拶をする、ルネサス エレクトロニクス株式会社執行役員・川嶋 学氏
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長野県駒ヶ根工業高等学校・白鳥 昇君による選手宣誓
試走が無事終了し、開会式のため光の広場に勢ぞろいした選手たち。司会進行は今回の事務局校である北海道札幌琴似工業高等学校の生徒会の皆さんが元気に務めてくれた。同校生徒会長の伊藤 大樹君が開会を宣言すると、会場の雰囲気が変わった。

そして、昨年度団体優勝の北信越地区を代表して、長野県駒ヶ根工業高等学校2年生の浦野 稜也君がジャパンマイコンカーラリー大会長の全国工業高等学校長協会理事長・豊田 善敬氏に優勝旗を返還した。

続いて「ご存知のように、我が国はものづくりで産業や経済を支えて来ました。これからの日本を支える若い皆さんがマイコンカーラリーの競技を通してものづくりの楽しさ、大切さ、そして必要性を感じていただくと共に、技術や知識の習得を更に目指していただきたい」と豊田理事長より主催者挨拶。

来賓からは、文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官・持田 雄一氏が「この大会を通して身につけた知識や技術、技能、課題を解決する能力など、今後様々な分野で活用を図っていただきますようお願いします」とエールを送り、同じく来賓のルネサス エレクトロニクス株式会社執行役員・川嶋 学氏が「今回、MCR専用の曲のプレゼントを用意しました。3曲でそれぞれ名前がついていますので、是非とも使ってください」とご挨拶。サンピアザでの大会に間に合うように、協賛のルネサスが「Congratulation」、「Rush」、「Last scene」という3曲を用意し、試走中や競技中は躍動感のある「Rush」が会場に響いていた。今後はマイコンカーのテーマ曲として、地区大会や様々なイベントでも定着していくだろう(【テーマ曲のダウンロード】)。

続いて事務局校である北海道札幌琴似工業高等学校長・廣瀬 覚氏より「北海道、札幌の地へようこそ。研究に研究を重ねて作りこんだマイコンカーを、思う存分走らせてほしいと思いながら準備しました」と歓迎の言葉をいただいた。

そして、長野県駒ヶ根工業高等学校3年・白鳥 昇君が選手宣誓。力強い声で「今まで支えて来てくださった方々や、このマイコンカーラリー大会を作り上げてきてくださった方々への感謝の気持ちを私たちの情熱と共に、自分のマイコンカーに乗せ1回、1回の走行を全力で走りぬくことを誓います!」と、選手たち全員の想いを宣言した。

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