MCR - Micom Car Rally
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日  時 2005年11月26日(土)
開催場所 大阪府立今宮工業・工科高等学校
参加台数 高校生の部:223台 ※全国大会出場枠:13台
一般の部:32台 ※全国大会出場枠:4台
スケジュール ●2005年11月26(土) 一般の部
12:00〜 受け付け
12:10〜12:25 試走
14:00〜14:20 車検
14:20〜 レース
開催事務局
問い合わせ先
〒557-0024
大阪市西成区出城 1-1-6
大阪府立今宮工業・工科高等学校
機械科 尾崎 幸敏
TEL:06-6631-0055


高校生の部 予選結果
【参加校】40校【参加台数】223台【完走台数】47台【コース長】50.24m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位 古川 陽介 紀北 侍 00'16"15 和歌山県立紀北工業高等学校
2位 松本 裕哉 ] 00'16"29 兵庫県立東播工業高等学校
3位 田辺 剛司 T.T MK−T 00'16"43 大阪府立今宮工科高等学校
4位 藤原 卓磨 紀北犬々弐MCR 00'16"45 和歌山県立紀北工業高等学校
5位 兵藤 史彦 レイジングハート 00'16"57 兵庫県立相生産業高等学校
6位 小田 真裕 ブラッディファントム 00'16"69 兵庫県立相生産業高等学校
7位 横山 聖樹 00'16"74 兵庫県立東播工業高等学校
8位 日 真吾 闘牛 00'16"80 兵庫県立東播工業高等学校
9位 三宅 哲矢 00'17"84 兵庫県立相生産業高等学校
10位 岩本 竜 スカルフェニックス 00'17"97 兵庫県立相生産業高等学校
11位 田中 瑛 00'18"23 神戸市立御影工業高等学校
12位 志禮 勇希 江戸門戸 本田 00'18"33 神戸市立御影工業高等学校
13位 門脇 正義 00'18"41 兵庫県立東播工業高等学校
14位 室谷 一範 頭文字M 00'18"85 兵庫県立相生産業高等学校
15位 龍田 匠吾 台風23号 00'19"04 兵庫県立相生産業高等学校
16位 芦屋 竜治 ブラックサレナ(S) 00'19"09 兵庫県立相生産業高等学校
17位 織田 泰輔 マイキー 00'19"12 大阪府立今宮工業高等学校
18位 門野 裕貴 ウェイト 00'19"56 兵庫県立相生産業高等学校
19位 中堀 和昭 00'21"48 神戸市立御影工業高等学校
20位 東山 圭介 TEAM桃谷 XF−01 00'22"04 大阪府立桃谷高等学校
21位 鈴木 隆芳 MVWTAHIRU 00'22"58 兵庫県立姫路工業高等学校
22位 清川 賢 むぅ 00'22"66 堺市立工業高等学校
23位 橋本 竜治 ナイトウォッチ”マバロハーレイ” 00'22"96 大阪府立淀川工業高等学校
24位 西田 拓也 夜功星 00'23"27 奈良県立王寺工業高等学校
25位 西岡 秀敏 努力の積み木!? 00'24"14 兵庫県立相生産業高等学校
26位 永吉 伸一 スパイシーブレンド 00'24"55 奈良県立王寺工業高等学校
27位 三木 雄太 Bloody angel  00'24"61 兵庫県立相生産業高等学校
28位 宮川 悠 エコカー 00'24"63 堺市立工業高等学校
29位 宮永 一樹 ハードゲイ・フォー 00'24"79 神戸市立御影工業高等学校
30位 木村 ひとみ NEKO 00'25"37 奈良県立王寺工業高等学校
31位 下蔭 亘 獅子閃光 00'25"77 大阪府立城東工業高等学校
32位 一井 祐介 MOR−01 Wing 00'26"38 兵庫県立姫路工業高等学校
33位 西 良介 ギニュー隊長 00'27"56 堺市立工業高等学校
34位 榎園 優洋 カツミン 00'29"41 尼崎市立尼崎産業高等学校
35位 三好 尚輝 特攻 00'31"57 大阪府立佐野工業高等学校
36位 宮崎 順平 ポンコツ号 00'31"61 奈良県立王寺工業高等学校
37位 坪田 哲也 ガリレオン3世 00'32"64 兵庫市立神戸工業高等学校 
38位 浜口 雄人  HAMA 00'33"27 大阪市立都島工業高等学校
39位 北井 浩太 玄武 00'33"86 大阪府立堺工科高等学校
40位 太田 彰 量産型マロンMK.U 00'34"02 兵庫県立相生産業高等学校
41位 伏見 哲 ISC011改 00'34"59 大阪府立茨木工業高等学校
42位 石山 健志 今宮200GO号 00'35"52 大阪府立今宮工業高等学校
43位 小屋 広幸 蒼天 00'35"69 大阪市立生野工業高等学校
44位 竹原 史也 光輝’F−05 00'36"88 大阪府立堺工科高等学校
45位 村田 雄基 オオグンタマのメス 00'37"52 滋賀県立瀬田工業高等学校
46位 牧本 隆寛 ウインナー 00'43"13 和歌山県立和歌山工業高等学校
47位 峠 浩造 エレノア 00'49"75 大阪市立生野工業高等学校
競技は2台併走のタイムレースを1回行い、上位64台により決勝トーナメントを行う。
64台に満たなかったため、残りの17台は抽選で決勝トーナメント進出者を選出する。

高校生の部 決勝トーナメント結果
PDFファイルで表示します。

高校生の部 全国大会進出者
順位 氏名 カーネーム 所属名
優勝
全国出場
松本 裕哉 兵庫県立東播工業高等学校
準優勝
全国出場
宮川 悠 エコカー 堺市立工業高等学校
3位
全国出場
田辺 剛司 T.T MK−T 大阪府立今宮工科高等学校
4位
全国出場
三宅 哲矢 兵庫県立相生産業高等学校
ベスト8
全国出場
古川 陽介 紀北 侍 和歌山県立紀北工業高等学校
ベスト8
全国出場
横山 聖樹 兵庫県立東播工業高等学校
ベスト8
全国出場
清川 賢 むぅ 堺市立工業高等学校
ベスト8
全国出場
藤原 卓磨 紀北犬々弐MCR 和歌山県立紀北工業高等学校
タイム上位
全国出場
兵藤 史彦 レイジングハート 兵庫県立相生産業高等学校
タイム上位
全国出場
小田 真裕 ブラッディファントム 兵庫県立相生産業高等学校
タイム上位
全国出場
日 真吾 闘牛 兵庫県立東播工業高等学校
タイム上位
全国出場
田中 瑛 神戸市立御影工業高等学校
推薦枠
全国出場
東山 圭介 TEAM桃谷 XF−01 大阪府立桃谷高等学校
全国大会の出場権は、決勝トーナメントベスト8の8名、それ以外の選手で予選タイム上位4名、実行委員推薦1名の合計13名が選出される。ただし、1校あたり3台までとする。

高校生の部 団体結果
順位 学校名 3台の合計タイム
優勝 兵庫県立東播工業高等学校 51.78秒
準優勝 兵庫県立相生産業高等学校 54.66秒
3位 神戸市立御影工業高等学校 68.93秒

一般の部 結果
【参加台数】32台【完走台数】12台【コース長】50.24m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位
全国出場
中岡 郁晴 鉄人郁晴号 00'14"74 NAKAOKA Family
2位
全国出場
中岡 都紀 TEAM 都紀 00'15"51 NAKAOKA Family
3位
全国出場
番土 隆 若鷹5号 00'16"05 砺波マイコンカークラブ(TMCC)
4位 吉田 紀一 Ms.ヨーコ 00'17"86 個人
5位
全国出場
笹城戸 清司 名刀 オサフネ 00'18"64 兵庫県立姫路工業高等学校機械科
6位 登 弘聡 御影工ラストラン 00'19"75 神戸市立御影工業高等学校電子科
7位 奥上 真至 ピンクノーズ5号 00'29"53 株式会社カサタニ
8位 藤原 隆雄 TFC2 00'31"40 個人
9位 古谷 礼子 ROBOTARO 00'35"34 同志社大学電気情報研究会
10位 山脇 文彦 RIKA−1 00'48"91 夢現工房
11位 川口 祐司 LANCIA 00'55"51 カサタニ 技術部
12位 岡田 卓也 シャア専用カー 00'58"99 ジオン公国
競技は2台併走のタイムレースを1回行い、順位を競う。
4位の吉田さんは、先の九州地区大会で全国大会出場権を獲得しているため、5位の笹城戸さんに繰り上がります。

大会レポート

 2005年11月26日(土)、大阪府立今宮工業・工科高等学校にて第7回となるジャパンマイコンカーラリー2006近畿地区大会が開催された。今年は高校生の部40校223台、一般の部32台で争われた。
 高校生の部は、予選1回走行により予選順位を決定し上位64台が決勝トーナメントへ進出、順位を競う。まず予選だが今年はどうしたことか、非常に完走率が低く223台中47台しか完走しなかった。その中で常連の神戸市立御影工業高等学校、兵庫県立相生産業高等学校、大阪府立今宮工科高等学校(旧今宮工業、今年から今宮工科に変更)、和歌山県立紀北工業高等学校が上位に入った。また、今年新しく兵庫県立東播工業高等学校が上位入りし、常勝組を脅かす存在となった。決勝トーナメントは上位64台で争われるが、不足分の選手を抽選で選ぶというユニークな方法で、17人が幸運を手にした。64台でのトーナメントとなると優勝するには6回走行させなければならず、スピードはもとより確実に完走することが求められる。それを物語ったのが堺市立工業高等学校 宮川君だろう。予選順位は28位、タイムは24秒台とスピードはさほど速くなかったがトーナメントでは並み居る強豪が脱輪してしまい上位に進出、なんと決勝戦まで勝ち残った。決勝は敗れ準優勝となったが、一度も脱輪しなかった安定感は見習うところがある。優勝は、高速かつ安定した走行の兵庫県立東播工業高等学校 松本君。トーナメント途中では15.02秒という素晴らしいタイムを出した。3位はほとんどのレースを16秒台で走行した府立今宮工科高等学校 田辺君となった。全国大会の出場権は、決勝トーナメントベスト8の8名、それ以外の選手で予選タイム上位4名、実行委員推薦1名の合計13名が選出される。先の学校の他、兵庫県立相生産業高等学校、和歌山県立紀北工業高等学校、推薦枠で大阪府立桃谷高等学校が続いた。
 一般の部は、2回走行し良いタイムを記録とし順位を競う。中岡郁晴さんが、今大会唯一14秒台の素晴らしいタイムで優勝。上位4名が全国大会出場権を手にした。
 今大会は完走率が非常に低かった。上位を意識しすぎたのかどうかは定かではないが、調整方法としてはまずは確実に完走させ、それからスピードを少しずつ上げる。脱輪したら一歩戻ってその原因を考え、再調整する。完走第一の考え方が必要ではないか。

最終調整中 車検 いよいよスタート!

決勝戦前のインタビュー 高校生の部 全国出場選手 おめでとうございます! 一般の部 全国出場選手 おめでとうございます!

 他に特徴のあるマイコンカーを紹介しよう。

大阪府立今宮工科高等学校 田辺君「T.T MK-I」。後輪駆動で1輪2個。ギヤ比は65:8。アルミシャーシをあえて2分割して繋ぎ、ひずみを調整している。KOプロポのデジタルサーボ使用。センサはデジタル6個。EEP-ROMを搭載して走行データを記録、解析し調整に役立てている。 兵庫県立東播工業高等学校 松本君「]」。1輪1モータの4WD。アッカーマンリンク機構。ステアリングはモータで自作。センサはデジタル3個。なるべく軽くし、電池を下部に配置、重心を低くしたとのこと。ブレーキはリレーでモータ端子間をショートさせている。 和歌山県立紀北工業高等学校 古川君「紀北 侍」。1輪2個の4WD。ギヤ比は64:8。サーボはサンワのERG-WRX。カーボンシャーシで軽く作っている。エンコーダは自作。エンコーダを使用したクランクでのスピード制御プログラムの作成に苦労したとのこと。

奈良県立王寺工業高等学校 西田君「夜功星」。前輪1輪1個、後輪1輪2個のモータを使用した4WD。ギヤ比は60:8。ホイールはアルミのパイプを両側から丸いアクリルをはめて作成している。タイヤの幅を広く低重心に作成。短いクランクがうまくいかずスピードを落として確実にクリアさせたとのこと。 兵庫県立相生産業高等学校 小田君「ブラッディファントム」。1輪2モータの4WD。ハイスピードギヤボックスのギヤを利用してギヤボックスを自作している。ホイールはアルミの丸棒を旋盤で加工している。 堺市立工業高等学校 清川君「むぅ」。後輪駆動で1輪2モータ。アクリルでシャーシを作成。ハイスピードギヤの部品を使用してギヤボックスを自作。サーボはサンワのERG-WRXを使用。ギヤ野かみ合わせ調整に苦労したとのこと。クランクでは内外輪差を調整して上手く曲がるようにしたとのこと。

(株)カサタニ技術部 木村さん「エイトカサタニ」。金型、プレスの会社で自主研修としてグループで参加している。フロント部分は自社独自のマグブライト処理で作成したマグネシウム製のカバー。ラジコンの部品を流用して製作している。 千葉工業大学文化会メカトロニクス技術研究会 桐林さん「CAFLR」。シャーシはカーボン製。後輪駆動で駆動モータはFK-180、ステアリングはRS-360モータを使用。センサアナログ4個。アッカーマンリンク機構でハンドルを曲げる。 同志社大学電気情報研究会 古谷さん「ROBOTARO」。コンパクトに作成。学生支給モータとハイスピードギヤを後輪に使用している。ラジコンのホイール、タイヤを流用。クランク部分のプログラム作成に苦労したとのこと。