MCR - Micom Car Rally
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2006年大会 地区大会結果 南関東2006年大会 地区大会結果 南関東

南関東地区大会 一般の部(横須賀大会) 概要
大会名 南関東地区大会 一般の部(横須賀大会)
大会日程 2005年8月27日(土)
13:00〜 控え場所開放
14:00〜17:00 マイコンカー試走
15:00〜17:00 ドラッグカー試走

2005年8月28日(日)
 9:00〜10:00 受け付け、試走
10:00〜10:10 開会式
10:10〜 ドラッグカーレース車検
10:20〜 ドラッグカーレース予選1回目
10:40〜 一般の部、オープンの部 予選1回目
11:40〜 ドラッグカーレース予選2回目
12:00〜 一般の部、オープンの部 予選2回目
13:00〜13:30 休憩
13:30〜 ミニマイコンカー競技会 2回走行
(地元の小中学生による競技です)
14:00〜 ドラッグカーレース決勝トーナメント(8名)
14:30〜 マイコンカー決勝トーナメント(32名)
16:00〜 閉会式
場所 神奈川県立横須賀工業高等学校
※公共の交通機関でお越し下さい
大会参加
申し込み
終了しました。
競技内容 (1)マイコンカーラリー競技
 ・一般の部(南関東地区大会)
 ・オープンの部(高校生のみ参加可能)
(2)ドラッグカーレース競技(誰でも参加自由)
参加料 ●一般の部
 ・CPUなし:2,000円
 ・CPUあり:7,000円
●オープンの部…無料
●ドラッグカーレース競技…無料
注意事項 エントリー後に出場を辞退する場合、必ずメール、または電話にてご連絡下さい。

マイコンカーラリー競技 大会規定
(1) 大会の参加者は「高校生の部」とそれ以外の「一般の部」で区別する。
(2) 一般の部は南関東地区大会(地区大会扱い)、オープンの部(高校生のみ)は横須賀大会扱いとする(地区大会とは無関係)。
(3) 高校生が「一般の部」でエントリーした場合は、以後の地区大会で「高校生の部」への出場はできない。
(4) 参加費は「オープンの部」は無料、「一般の部」は2,000円でCPUボードが必要な場合には7,000円とする。
(5) 「オープンの部」は地区大会ではないので、CPUボード、モータの支給はない。
(6) コースレイアウトは試走会、予選、決勝で異なる。
(7) 予選は2回行い,速い方を記録とする。
(8) 全国大会「一般の部」への出場権は、予選タイムで「一般の部」のみの上位1割に与える。
(9) 決勝トーナメントは「一般の部」、「オープンの部」を含めた予選の上位32台で行う。
(10) 決勝上位入賞者には賞状他が与えられる。
(11) 競技は、ジャパンマイコンカーラリー大会の競技規則に基づいて行われる。

ドラッグカーレース競技 大会規定
 (1) 参加費は無料とする。
(2) 予選は2回行い、速い方を記録とする。
(3) 決勝トーナメントは予選タイムの上位8台で行う。
(4) 競技は、第10回記念大会のドラッグカーレース規則に基づいて行われる。

オープンの部(高校生の部) 結果
【参加台数】45台【完走台数】14台【コース長】51.06m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位 鵜沼 晋作 UK−UNM2 00'17"19 栃木県立宇都宮工業高等学校 科学技術研究部
2位 仁平 祐太 Cotton2号 00'18"42 栃木県立真岡工業高等学校 機械研究
3位 長嶋 拓哉 UK−NGSM3 00'18"60 栃木県立宇都宮工業高等学校 科学技術研究部
4位 城倉 祐太郎 リターンズ 00'19"49 神奈川県立藤沢工科高等学校 ライントレーサー部
5位 上條 善治 道標 00'19"91 長野県松本工業高等学校 電子工学クラブ
6位 望月 一弥 ジャーマン・ぽていと 00'19"93 長野県松本工業高等学校 電子工学クラブ
7位 豊田 和明 神風 00'20"31 神奈川県立藤沢工科高等学校 ライントレーサ部
8位 青木 大地 疾風迅雷 00'21"48 神奈川県立藤沢工科高等学校 ライントレーサー部
9位 齋藤 啓太 安全第壱号 00'22"39 神奈川県立藤沢工科高等学校 ライントレーサー部
10位 鵜飼 智也 クロフネ ガンマ 00'24"44 神奈川県立横須賀工業高等学校 機械研究部
11位 柏木 KASHIWAGI 00'24"77 東京都立小石川工業高等学校 電気科3年
12位 松原 明彦 Tsubame_3 00'24"85 宮崎県立佐土原高等学校 情報技術部
13位 飯塚 剛 ABIT 00'30"05 長野県岡谷工業高等学校 電気部
14位 小松 潤哉 一号機 00'51"34 長野県岡谷工業高等学校 電気部
競技2台ずつの走行でタイムレースを2回行い、タイムの良い方を記録とする。

一般の部 結果
結果は、南関東地区大会ページをご覧下さい。

決勝トーナメント 結果
順位 氏名 カーネーム 所属名
優勝 福永 信雄 蝶の舞い 豊南
準優勝 猪熊 伸彦 熊九郎 Team−R
3位 大島 章 ωα つくばろぼっとサークル
4位 今出 勝 豆タンク1号 防衛大学校滝田研究室
8位 鈴木 基之 MOMO 個人
8位 福永 崇平 ドリームレーサー 豊南
8位 阿佐美 斉 凰呀 群馬県立前橋工業高等学校
8位 金丸 和樹 蹴道14 豊南
決勝トーナメントは、同時開催の南関東地区大会一般の部予選とオープンの部予選を合わせた上位32名が決勝トーナメントへ進み、順位を競います。


※画像をクリックすると、PDFで表示します。

ドラッグカーレース競技 予選結果
【台数】5台【完走台数】5台【コース長】25.00m
順位 氏名 カーネーム タイム 所属名
1位 河野 純也 FRAGILE00D 00'04"87 日産自動車株式会社
2位 今出 勝 まめたんく1号 00'05"34 防衛大学校滝田研究室
3位 三宅 越也 HugeWheel2 00'05"82 個人参加
4位 田村 眞 フォトン−2 00'06"10 無所属
5位 柏木 正人 クロフネ シータ 00'10"35 神奈川県立横須賀工業高等学校機械研究部
競技1台ずつの走行でタイムレースを2回行い、タイムの良い方を記録とする。

ドラッグカーレース競技 決勝トーナメント結果


※画像をクリックすると、PDFで表示します。

最終順位は、今出さんがコース損傷で失格のため、3位以降の選手が繰り上がります。

ミニマイコンカー競技 結果
【参加台数】9台 【完走台数】8台
順位 氏名 タイム 所属名
1位 高岡 颯生 00'43"36 横須賀市立公郷小学校 6年
2位 森 杏子 00'44"47 横須賀市立馬堀小学校 5年
3位 山形 萌夏 00'46"19 横須賀市立馬堀小学校 5年
4位 安田 真人 00'50"38 横須賀市立馬堀中学校 2年
5位 新倉 里彩 00'53"29 横須賀市立城北小学校 6年
6位 滝田 宗功 00'54"65 横須賀市立馬堀中学校 2年
7位 和田 萌子 00'55"50 横須賀市立馬堀小学校 5年
8位 新倉 浩基 00'57"93 横須賀市立城北小学校 6年
努力賞 石渡 新九郎 横須賀市立走水小学校 6年
競技1台ずつの走行でタイムレースを2回行い、タイムの良い方を記録とする。

大会レポート
 夏も終りに近い2005年8月28日、まだ強い日差しの残る神奈川県立横須賀工業高等学校において、今年度初の地区大会「ジャパンマイコンカーラリー2006 南関東地区大会一般の部」が開催された。同時に「横須賀大会」も開催され、「オープン(高校生)の部」と、今年1月の全国大会に行われた「ドラッグカーレース」「ミニマイコンカーレース」が催され、大会を盛り上げた。

◇ドラッグカーレース競技 予選


ドラッグカーレースのコース
 昨年度行われたジャパンマイコンカーラリー2005全国大会は、10回目を数え記念レースとしてドラッグカーレース競技が開催された。この競技が、横須賀大会で再現された。
 ルールは、25mの直線を走りタイムを競う単純、しかし奥深いレースである。車体規格は高校生の指定モータ1個、全長30cm、他はほぼマイコンカーと同じ。スタートは、スタート位置にゲートありゲートが開くと同時に計測が開始される。ドラッグカーは自動でそれを感知してスタートする。ゴールセンサの50cm後に横線1本、その後1mでコースが終わっているが、ドラッグカーはゴール後コース上に残っていなければいけない。スピードと共にブレーキ性能も試されるレースである。
 予選前に、人間が走ると何秒かかるかというアトラクションが行われた。おおむね、4.2〜4.5秒でゴール。ドラッグカーは人間を越えられるか?
 結果は、日産自動車株式会社の河野さんが4.87秒で1位、防衛大学校滝田研究室の今出さんが5.34秒、三宅さんが5.82秒となった。4位の田村さんは2段変速、ブレーキ機構搭載という非常に精巧な機構で製作されていた。5台中全台数が完走し、決勝トーナメントへ進んだ。

今出さん「まめたんく1号」。右側に立っているセンサがコースの白線検出センサ。遠くを見ることを出来る光学測距方式。昇圧回路搭載。前輪にブレーキ機構も搭載。 三宅さん「HugeWheel2」。本物のドラッグカーの様に前輪が小さく、後輪が大きい。電池4本で非常に軽量。昇圧回路搭載。 田村さん「フォトン−2」。左側にある後輪が2段変速。まず後輪の前タイヤのみを接地させる。ギヤ比は5:1。ある程度進むとサーボとバネの力で後輪の後ろタイヤを接地させる。ギヤ比2.5:1。ゴール時、裏あるシリコンシートを押しつけてブレーキさせる。

◇南関東地区大会一般の部 予選


スタート前


ハイレベルな同一タイム
 今回のコースは、全長51.06m。長い直線の後に2段クランク、大きいS字、小さいS字がある全国大会並に難しいコースとなった。予選では、クランク前のクロスライン(横線)の位置が変更される。試走での調整がクロスライン変更後のコースで通用するか腕の見せ所でもある。
 予選は2回走行のため、まず1回目を安全モードで完走させ2回目で高速モードにし高タイムを狙うのが望ましい。しかし、1回目の完走率が28%となかなかそうもいかない。2回目も28%となり、どちらかでも完走し記録が残ったのが39%だった。
 結果は、1位が日産自動車株式会社の河野さんで14.42秒、2位はつくばろぼっとサークルの大島さんで14.54秒、3位がTeam−Rの猪熊さんで14.78秒だった。昨年の優勝タイムは16.70秒だったが、今回のレースでは10位までがそれを上回るという非常に高レベルな戦いとなり、技術の進歩に驚かされる結果となった(だだし、コースレイアウト、距離が違うので単純比較は出来ない)。


コースレイアウト(決勝トーナメント時)

◇オープン(高校生)の部 予選

 オープンの部は、高校生が対象となり、地区大会前の腕試しとして最適な大会となった。
 結果は、1位が栃木県立宇都宮工業高等学校 科学技術研究部の鵜沼君で17.19秒、2位は栃木県立真岡工業高等学校 機械研究の仁平君で18.42秒、3位が栃木県立宇都宮工業高等学校 科学技術研究部の長嶋君で18.60秒だった。
 地区大会2〜3ヶ月前ということで、全体として調整不足が否めず、残念ながら完走率が低かった。今回の経験を生かし、安定したマイコンカーを製作を目指して欲しい。

もうすぐ自分たちの番… スタート! ブレーキのかけすぎ?


◇ミニマイコンカー大会

 ミニマイコンカー大会は、横須賀市内の小中学生11名を対象に行われた。防衛大学校のスタッフが、製作からプログラミング、調整までお手伝いして和気あいあいと進められた。子供たちは、お兄さんお姉さんたちのアドバイスを受けながら初めて手にする半田こて等の工具を使い、ミニマイコンカーを完成させた。
 完成早々、プログラムを書き込み、いよいよ走行。自ら製作したミニマイコンカーが動き始めると、嬉しそうにあとを追った。
 レースの完走率は約90%、横須賀市立公郷小学校の高岡颯生くんが43.36秒というすばらしいタイムで1位となった。2位には横須賀市立馬堀小学校の森杏子さんが44.47秒、3位には同学校の山形萌夏さんが46.19秒だった。

調整の様子 お兄さんといっしょに調整 試走中 うまく走るかな?

自分で調整 下りへGO! クロスライン(横線)通過


表彰式 おめでとう!(画像をクリックすると拡大表示します)

◇ドラッグカーレース競技 決勝トーナメント

 決勝トーナメントでは、相手より速ければ勝ちとなる。また、遅くとも相手が脱輪すれば勝ちとなる。その為、勝負の駆け引きが勝敗を決める。
 まずは、柏木さんvs田村さん、田村さんが順当に勝ち残る。次は河野さんvs田村さん、予選のタイム通り河野さんの勝ち。次に今出さんvs三宅さん、三宅さんがスピードを上げすぎ脱輪、今出さんの勝ち。3位決定戦は、田村さんvs三宅さん、こちらも三宅さんが脱輪し田村さんの勝ち。決勝戦は河野さんvs今出さん、予選では1位と2位でタイムは僅差、今出さんがモードを上げた様で、なんと0.04秒差まで詰め寄ったが及ばず、河野さんの勝ちとなり優勝した。
 どの選手もスピード自体はまだまだ上げられるが、途中でぶれて脱輪したりゴール後に止まることが出来ず、調整では苦しんでいた。たかが直線、されど直線。非常に奥の深いレースであった。

スタート前、スタートゲートが開くと同時にドラッグカーがスタートする。 決勝戦のタイム。なんと河野さん4.86秒と今出さん4.92秒という接戦で河野さんの優勝。 河野さん「FRAGILE00D」。前輪駆動でステアリングも指定モータ(ケースのみ通常モータ)。駆動モータは22Vまで昇圧している。ギヤ比10:1、タイヤ径約52mm、ライントレースはアナログセンサ2個。

◇決勝トーナメント


決勝戦


決勝戦のタイム
 一般の部予選とオープンの部予選の完走者を合わせ、その上位32名が決勝トーナメントに進む。
 高校生は2回戦で全員敗退。一般の選手に力の差を見せつけられた形となった。
 今回いちばんの番狂わせは、予選1位の河野さんだろう。2回戦でS字部分で脱輪してしまった。対戦相手の鈴木さん「MOMO」は見事完走し、ベスト8戦へと駒を進めた。トーナメントでは、速いことももちろん、安定性と耐久性が求められる。それらを兼ね備えたマイコンカーがトーナメントを勝ち進んでいく。
 準決勝1回目は、今出さんvs福永さん。今出さんがスピードを上げすぎたためか脱輪し福永さんの勝ち。2回戦は、大島さんvs猪熊さん。こちらも予選タイム2位の大島さんが脱輪、猪熊さんの勝ちとなった。3位決定戦は大島さんvs今出さん。こちらは予選タイムが速い大島さんが先にゴールし見事3位となった。
 決勝戦は、予選タイム3位と4位の福永さんvs猪熊さん。決勝タイムは、福永さんが予選なら2位となる14.45秒をマーク、猪熊さんも14.61秒と肉薄したが一歩及ばず福永さんが優勝した。

決勝トーナメントへ進出した32台は、写真館へ掲載しています。

◇表彰式、閉会式

最後に、表彰式、閉会式が行われ、オープンの部上位4名、ドラッグカーレース上位3名、一般の部上位6名、決勝トーナメント上位3名が表彰された。最後に防衛大学校の滝田教授による講評が行われ、今年初めてとなった地区大会大会が閉じられた。

オープンの部上位4人
おめでとうございます!
(画像をクリックすると拡大表示します)
ドラッグカーレース上位3人
おめでとうございます!
(画像をクリックすると拡大表示します)
決勝トーナメント上位3名
おめでとうございます!
(画像をクリックすると拡大表示します)


全国大会出場権を獲得した、一般の部上位6名(画像をクリックすると拡大表示します)