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大会記録 >> 2010年大会 >> 全国大会結果 >> 全国大会レポート 3/7
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2010年大会全国大会レポート 3/7

Basic Classの部・予選1回目

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出走を待つ心境は?
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慎重にマイコンカーをセット
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スタートバーが開くと同時にGO!!
午前10時10分、いよいよ「ジャパンマイコンカーラリー2010全国大会」のレースがスタート。まずは、Basic Classの部に出場する34台が、AコースとBコースのふた手に分かれて登場した。本クラスは、初めてマイコンカーの製作にあたった生徒だけに参加資格が与えられるカテゴリーである。だから、どの選手も全国大会の舞台は初体験となる。コース前に整列した選手の表情が一様にこわばって見えたのも、そのためである。予選の方式は、今大会から大きく変更された。2回走ってタイムの良い方を競い合い、上位16人が決勝トーナメントに進む。まずは、Bコース1組目の福岡県立小倉工業高等学校・岡雅人君が31.17秒で、今大会初の完走者となった。その後、勝負のポイントと見られていた立体交差下り坂直後のクランクで、マシンが次々とコースアウト。Aコースに登場した18台の中では、完走者はわずか2台、両コース合わせても10台という異常事態に陥った。その中、Bコース7組目の岡山県立玉野光南高等学校・松浪潤一君が、29.15秒を計測。今ひとつ盛り上がっていなかった会場の空気が一変し、ようやく大きな歓声と拍手が沸き上がった。Bコース最終組は、愛媛県立松山工業高等学校・柳田亮君が30.45秒、片や福井工業大学付属福井高等学校・渡邊幸之介君が30.60秒と、ともにレベルの高いレースを展開。それぞれ、1回目2位と3位につけ、2回目でのさらなるジャンプアップに燃えていた。一方、コースアウトの憂き目にあった選手たちは、早々に控室に引き上げ、対策を急いでいた。

Advanced Classの部・予選1回目
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スタート後は見守ることしかできない
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目にもとまらぬ速さで駆け抜けるマイコンカー
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完走し、思わずガッツポーズ
午前10時40分。Advanced Classの部の予選が始まった。A組からD組まで、総勢110台(うち1台欠場)の猛者たちが覇権を争う。方式はこちらも、それぞれのマシンが2走して良い方のタイムで競い合う。Basic Classの部の予選1回目で多くのマシンがクリアできなかった立体交差下り坂直後のクランクは、経験が物を言う本クラスのマシンたちは難なく乗り越え、完走が続出。「やっぱりAdvanced Classの部は完成度が高い」と、会場の注目も一挙に高まっていく中で、Bコース4組目の北海道苫小牧工業高等学校・滝田翔君が19.22秒を計測し、この日初めて20秒を切る。続く5組目には東海地区大会で、ものの見事に上位を独占し全国大会にコマを進めてきた新興勢力、岐阜県立可児工業高等学校・大脇雅也君が登場。切れ味鋭い走りを展開し瞬く間にゴールへ。16.24秒という異次元のタイムを打ち出し、予選1回目トップの座につくとともに、同校の恐るべき実力を全国にアピールして見せた。Aコース7組目には一昨年3位の実力者、香川県立三豊工業高等学校・合田直樹君が、振るわなかった昨年の雪辱を胸に登場。レース前の「ひとつひとつしっかり走ります」との言葉通り、さすがの安定性を披露。16.94秒とソツのない走行で、予定通り上位に名を連ねた。同9組目の長野県駒ヶ根工業高等学校・征矢昌巳君は16.54秒で上位常連校の間に割って入り、北信越地区大会6位の後に図ってきたマシンの強化が、全国の舞台で見事に実を結んだ様子。そして、Bコース11組にはディフェンディングチャンピオンの熊本県立球磨工業高等学校・土屋大樹君が登場した。注目される今年は「正直、プレッシャーを感じています」と語っていたが、17.45秒と初戦としてはまずまずのタイム。硬かった表情にも安堵の色がにじんでいた。続くC・D組のレースは、またも可児工業高等学校の2選手がコース上を席巻。まず、Aコース10組目の中島雅斗君が16.47秒を出せば、Bコース10組目の竹村洸紀君は16.29秒を打ち出した。東海地区大会を制した竹村君の「地区大会の後はチーム全員でさらに改良を加えてきたので、優勝しか考えていません」という、自信に満ちた発言が印象に残った。

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