MCR - Micom Car Rally
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2005年大会大会レポート

予選レース
厳しい地区予選を勝ち抜いて全国大会の予選へ進んでも、コースアウトしたらそれで終わり。両車ともコースアウトしたら再走のチャンスがあるとはいえ、「ジャパンマイコンカーラリー」は、過酷で非情なレースである。“赤"“赤"“オレンジ"“緑"GO!信号灯が、ワンチャンスのスタートを告げる。スイッチを入れ、愛車を放す選手たち。「コースアウトするなよ。ライバル車より1秒でも速くゴールしてくれ」・・・勝利を祈りながらコース上で、愛車の走りを目で追いかける。
しかし今年は、コースレイアウトの難度が上がったせいかカーブでコースアウト、クランクで止まってしまうマイコンカーが続出した。快調に走っていてもゴール寸前で脱輪したり、完走してもスピードが遅くては次のチャンスはない。決勝進出をめざしてスピードを選ぶか、安定した走りでまず予選を突破するか・・・戦略を立てる選手たちの悩みは尽きない。
そんな中、北海道地区予選を第1位のタイム24秒25で勝ち上がった北海道札幌琴似工業高等学校の小倉太郎くんは、地元北海道勢として唯一予選を24秒23で突破。決勝トーナメント進出を果たした。「昨年も地区大会で15位になり全国大会の予選へ行けましたが、1回戦でリタイアしたことが悔しくて・・・。この1年間、気合を入れてマイコンカーに取り組んだ成果が出たのかなと思います。タイムでは他の人に勝ち目がないので、まず完走を目標にマシンを調整しました」とは、小倉くんの勝利の弁。

マイコンカーのかわいいオーナーたち

阿佐美理くん
今大会もまた一般の部に、可愛い子供の選手が数名参加して、他の選手やスタッフ、応援席の微笑みを誘った。3年連続出場の芦別市立緑ヶ丘小学校の小野夏菜恵ちゃん、札幌市立稲穂小学校の喜多村岳くんはコースアウトという結果で残念だったが、惜しかったのは前橋市立中川小学校の阿佐美理くん。快調なペースで走っていたのに、ゴール寸前でうっかりスイッチを止めてしまう。しばらく審判団が協議していたが非情にも・・・いや、厳格な審査の結果失格となってしまった。お父さんの阿佐美斎さんは、いち早くコースアウトしていただけに、理くんにはぜひ決勝トーナメントに進んでほしかった。悔しそうな理くんを、お父さんは優しい笑顔で慰めていた。

阿佐美さん親子

小野夏菜恵ちゃん

小野さん親子

ミニマイコンカー製作会
午前中に行われたマイコンカーラリー全国大会の予選と並行して、レース会場5階の研修室では小・中学生を対象とする、「ミニマイコンカー製作会」が開催された。これは午後に予選が行われた「ドラッグカーレース」「ニューレギュレーションレース」と同様、ジャパンマイコンカーラリーの10回大会を記念して企画されたイベント。
製作会場には、北は北海道から南は沖縄まで26名の参加者が親子ともども集まり、運営委員である石村先生や、北海道美唄工業高等学校 中村先生、生徒などの指導を受けながらミニマイコンカー製作に取り組んだ。
一見、作るのが難しそうなミニマイコンカーであるが、子供たちの順応性には驚くべきものがある。小学2年生の男の子も、親がアドバイスする前に着々と仕上げていく。
その和気あいあいとした雰囲気は、マイコンカーラリーの予選の様子とともに当日の夕方、北海道エリアのローカルニュースで紹介された。

研修室の模様

親子で製作

車体が完成したらプログラムの調整を行う

明るいナビゲーター 橋本登代子さん
レースはA、B2つのコースで行われ、それぞれ2名ずつ合計4人が同時に戦いに挑む。
速い車、遅い車、完走できない車、すぐコースアウトしてしまう車、止まって動かない車など、戦況は刻一刻とめまぐるしく変わる。それを的確にいち早く伝えてくれるのが、実況担当の橋本登代子アナウンサーだ。見事ゴールした車には、「おめでとう!」と称賛の言葉を贈り、コースアウトした車には「来年再チャレンジしてください」と暖かく励ます。彼女は熾烈なレースを見守る、明るいナビゲーターとでも言えるだろう。第1回大会から白熱するレース展開の解説を担当する、元北海道札幌琴似工業高等学校の石村先生とのコンビネーションも抜群だ。今年は石村先生がミニマイコン製作会の指導に当たったこともあって、席をはずしていた間は北海道留萌千望高等学校の吉野校長先生、北海道札幌琴似工業高等学校の岡本教頭先生ともに石村先生同様、絶妙な語り口でコンビを組んでいた。
もちろんマイコンカーレースと同様、さわやかで軽快なアナウンスが変わることはない。

岡本教頭先生

吉野校長先生

石村先生

大会を支えるスタッフ
緊迫した状況の中で、常に公正な判断を求められる審判団。デリケートなコースのメンテナンスを、4レースに1回のペースで行うスタッフ。そして会場内外で大会運営をサポートする、北海道札幌国際情報高等学校の生徒たち。大会運営で疲れた運営委員などを慰労する北海道札幌国際情報高等学校のPTAの皆さん。ジャパンマイコンカーラリーは、こういったたくさんのスタッフに支えられていることを忘れてはならない。

ジャパンマイコンカーラリー・クロニクル
その10年の流れを振り返る記念企画として、クロニクル(年表)形式でジャパンマイコンカーラリーの歴史を紹介する特設コーナーを会場内に設置した。10年の記録タイムの変遷を中心に、技術的なエポックや大会に対する取り組みの変化、参加者のコメントなど・・・。実物展示例として全国大会のポスターや、優勝マシーン、ユニークマシーン、スタッフジャンパーなども紹介。多くの来場者が、足を止めて見入っていた。

クロニクルとマイコンカー

歴代のスタッフジャンパー

歴代のマイコンカー
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