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2002年大会大会レポート
決勝トーナメントBest8→Final[高校生の部]

孤軍奮闘虚しく
 ベスト8に勝ち残ったのは、試走の時からあちらこちらでマークされていた昨年の覇者、香川県立三豊工業高校の4台。それに対して、その牙城を崩す使命を受けた砺波工業高校と大沢野工業高校の富山県勢と、地元紋別南高校が三つ巴となり激しく火花を散らした。選手たちはレース前に最後の綿密なチェックを行っている。もはや、ほんのわずかな誤差も許されない戦いに移り変わっているのだ。しかしながら自力に勝る三豊軍団、自校対決も含め3選手がベスト4に進んだ。残る一角に砺波工業高校の大江君(Opt・illusions)がとどまり、孤軍奮闘を見せた。 大江君の「Opt・illusions」は和訳すると「目の錯覚」という意味。これは大会直前までまともに走らなかったため付けられた車名だそうだが、橋本アナの言葉にもあったように、まるで対戦相手を錯覚に陥れているかのような、ここまでの見事な走り。三豊の強豪達に一矢報いることはできるのだろうか。
 準決勝1戦目は三豊同士の戦い。山岡君(熊九郎)は昨年の全国大会3位。今大会は最後の挑戦になるため気合い十分、後輩の石川君(三豊の林)を気迫で破り、念願の決勝進出を決めた。一方、大江君(Opt・illusions)は福岡君の「三豊工将軍」と対決。しかしながら福岡君の「三豊工将軍」が23秒72という驚異的なタイムをたたき出し、大江君の孤軍奮闘もむなしく決勝に進むことはできなかった。さすがに将軍にはillusionは通用しなかったようだ。大江君は続いて3位決定戦に臨んだがここでも勝利することができず4位の成績に終わった。またの挑戦に期待しよう。

決勝レースを前にインタビューを受ける福岡君(中央)と山岡君(右)
 そして、この時点で昨年に引き続き三豊工業高校がベスト3を独占することが決まった。残るは決勝戦。山岡君の「熊九郎」と福岡君の「三豊工将軍」のもちろん同校対決だ。山岡君はベスト8、ベスト4と同校の選手を倒してきた。3回連続の同校対決で、もうためらいはない。 一方福岡君は初の同校対決、 先輩との対決ということもあり緊張は隠せない様子。 しかしながら、同じノウハウを持ち、磨きあげられてきた2台。

数秒後の未来は誰にも予想はできない。 まもなくスタートシグナルが点灯、両者好スタートだ。スピードはほぼ互角、だれもコースアウトなどは考えていない。順調にコースを走り抜けていく2台。そしてまもなくゴールラインを通過、と思った瞬間会場に歓声ともどよめきともとれる声がこだまする。司会者の驚きの声と共に計測板に目をやると、なんとその差百分の二秒。山岡君が念願の優勝を手にしたのだが、準優勝の福岡君もともに、ここにいたすべての人々が語り継いでいくであろう、MCRの歴史に残る名勝負であった。

   
■優勝
山岡 亨くん
香川県立三豊工業高校
マシン名「熊九郎」

今大会とロボフェスタ神奈川の2冠を手に卒業。これからもぜひ走り続けて欲しい。
■準優勝
福岡 隆也くん
香川県立三豊工業高校
マシン名「三豊工将軍」

惜しくも準優勝に終わったが、百分の二秒の死闘はいつまでも記憶に残る。
■第三位
石川 真人くん
香川県立三豊工業高校
マシン名「三豊の林」

1年生ながら立派な成績。今後の活躍が期待される。
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