会場全体−手前がBコース、奥がAコース
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コース脇で説明を受ける選手たち
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1走目で見事ゴール−香川県立高松工芸高校・太田 陸君(左)と岐阜県立可児工業高校・板津 慶和君(右)のマイコンカー
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タイムアタックによる予選は同一レイアウトのAコースとBコースに分かれて行われる。各コースでゼッケン順に2台ずつ同時に競技を行う。後で、INとOUTを入れ替えて再走し、2回走行のベストタイムで順位を競い合う。各コースでは北海道札幌工業高等学校の生徒による選手紹介が行われた。
JMCRの競技はAdvanced classとBasic classに分けられる。南関東地区のキットカー部門を起源とするBasic classは、初めてマイコンカーラリーに挑戦する生徒を対象としたもので、Advanced class と比較すると駆動用電池・モータの数に制限があり、多くの参加者がマイコンカーキットVer.5.1をベースとしたマシンでチャレンジしている。初級者対象とは言いながら、近年のレベル向上は著しいものがある。
予定より遅れて午前10時10分にBasic class予選1回目がスタート。Aコースでは1組目から岐阜県立可児工業高等学校 板津慶和君が「ib-itazu」で29.25秒、香川県立高松工芸高等学校 太田 陸君が「梅熊タクシー」で29.37秒と30秒を切るタイムを1/10秒レベルの差でたたきだした。
Bコースでも山形県立酒田光陵高等学校 五十嵐 翔君が「ロボジー」で29.82秒、兵庫県立姫路工業高等学校・市場 滉平君が「天下無双」で29.36秒の記録を残し、1組目は全車完走と完成度の高さを見せ、今大会への期待を高めてくれる競技を見せてくれた。
Basic class 予選1回目は全国大会出場34台中19台が記録を残し、ベストは和歌山県立紀北工業高等学校・一村 更紗さん「紀北ガール2」の28.98秒で完走率56%、予選2回目を期待させてくれる結果となった。
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