Basic Class出場の選手たち |
初めての体験に緊張気味? |
初代チャンピオン決定! |
今大会では、新設カテゴリーのBasic Classがプレ開催された。選手・関係者には周知の通り、使用パーツや改造を制限した規定に準じて製作されたマイコンカーによるレースで、今年初めてマイコンカーに取り組んだ選手のみがエントリー可能となっている。今回、全国大会に駒を進めたのは全24台。このうち、予選完走車は10台に止まり、12台で行われる予定だった決勝トーナメントは急遽組み合わせを変更して行われた。しかし、初心者が熟練者と同じコースを完走するのはそう簡単なことではない。レーンチェンジをテスト導入した2005年大会特別レースで、初チャレンジした37台中クリアはたったの1台であったことを思い起こせば、この10台の技術力は評価に値する。さて、記念すべきBasic Classの初代チャンピオンは、熊本県立球磨工業高等学校の小田耕大君。予選を1位通過し、決勝までの5レース全てで他を一歩リードするタイムを連発。スピードと安定感を兼ね備えた、文句なしの勝利だった。レース後「初代チャンピオンになれて素直に嬉しいです。がんばってマシンを製作した甲斐がありました」と目を輝かせていた。準優勝の北海道北見工業高等学校の榎本徹君も、やはり安定したタイムを出し続けたことが好結果を生んだ。競技誕生の地である北海道のチームとしては、実に久々の入賞者となり、地元に明るい話題を持ち帰った。そして、3位の神奈川県立藤沢工科高等学校の一ノ本匠君はまだ1年生。来年以降は、高校生の部で彼の雄姿が見られそうだ。 |