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大会記録 >> 2012年大会 >> 全国大会結果 >> 全国大会レポート 4/7
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2012年大会全国大会レポート 4/7

Basic Class・予選2回目
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2回目の予選が開始、1回目の結果により各自作戦を練る
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福島県立二本松工業高校・丹治匠君(右)と広島県立広島工業高校・高橋聡君(左)
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広島県立呉工業高校・東優輝君(右)と岐阜県立可児工業高校・林純平君(左)
Basic Classの予選2回目の争点は、1回目の上位者を脅かす存在が出現するのか、という1点に絞られた。しかし、さすが全国レベルの猛者たち。次々と好タイムを叩き出すマシンが現れ、目まぐるしく順位が入れ替わる展開に。Aコース1組目は、1回目2位につけた秋田県立湯沢翔北高等学校・江戸勝君。ところが、よもやのコースアウト。それを尻目に、暫定トップの岡山県立玉野光南高等学校・田井宏樹君は29.36秒とさらにタイムを短縮してきた。続いてAコース6組目の徳島県立貞光工業高等学校・新居春輝君が、1回目の自らのタイムを2秒近く短縮する29.61秒で上位に躍進すると、Aコース8組目の岐阜県立可児工業高等学校・林純平君が29.57秒で新居君を上回った。これで大勢が決したかと思われた矢先、Bコース7組目に登場した兵庫県立姫路工業高等学校・道下侑起君のマシンが、渾身のレースを展開。刻んだタイムは驚異の28.10秒。1回目のタイムを何と3秒以上短縮し、2位にも1秒以上の差をつける文句なしの走りで、見事予選トップの座に輝いた。

Advanced Class・予選2回目
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コース脇で順番を待つ
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群馬県立渋川工業高校・茂木達也君(右)と岐阜県立可児工業高校・森藤翼君(左)
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香川県立高松工芸高校・坂本龍征君(右)と愛知県立春日井工業高校・倉知凌也君(左)
1回目は、3連覇に挑む岐阜県立可児工業高等学校を中心に、実力校がそのポテンシャルをいかんなく発揮したAdvanced Class予選。2回目は、新興勢力がコース上を席巻する結果となった。レースは1回目同様に、岐阜県立可児工業高等学校・犬飼英明君が力をまざまざと見せつける形で始まった。犬飼君のマシンは、16.36秒と確実にタイムを短縮。1回目のトップに座ったチームメイトの森藤翼君に難なく並んだのである。やはり、同校の牙城は揺るぎないかと思われた直後、A・B両コースに立った福岡県立福岡工業高等学校の2選手が離れ業をやってのけた。Aコースの井上翔太君のマシンはものの見事な走りで何と16.29秒を打ち出し、Bコースの大倉崇暢君はそれをも凌ぐ走りを展開して16.22秒を計上。九州地区大会のチャンピオン井上君がレース前に「1回目は完走を目標にして、様子を見ながら徐々に上げていきます」と語っていた通り、ここにきて一挙にその秘めた能力を発揮。同校が予選ワンツー態勢を整えると同時に、大倉君は今大会のトップタイム賞を手中に納めた。また、Aコース4組目の熊本県立球磨工業高等学校・木村弘幸君は1回目のコースアウトから立て直し、16.69秒で予選8位に躍り出た。後半グループでも、福岡県立福岡工業高等学校の勢いはとどまらない。Bコース2組目の井手佑一君のマシンは、1回目のコースアウトの影響を引きずることなく16.35秒を計測。この時点で、同校の予選ワンツースリーが、がぜん現実味を帯び始めた。その中、Bコース9組目にスタートを切った岐阜県立可児工業高等学校・中島康文君は16.47秒と自らのタイムを縮める好タイムを出すも上位には及ばない。Aコース13組目に登場する同校エース・森藤翼君に全てを託した。レース前には「まだ1年なので先輩についていくだけです」と静かに語っていた森藤君だが、スタート台に立つ表情は初陣らしからぬ落ち着きが感じられる。やがてゲートから放たれたマシンは、さすがの俊敏さである。ゴールを駆け抜けた瞬間に表示されたタイムは16.34秒。僅差を制して、予選3位に割って入った。

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