このレースで、今大会ただ一人17秒台を計測した綿貫選手(左) |
久々の女性ファイナリスト榮井選手と、上位入賞経験を持つ大美選手 |
2006年ファイナルレースのスタート! |
見事なタイムで、大美選手が勝利 |
一般の部は、まさに実力者同士による頂上決戦の様相。ベスト8第1レースは、予選から18秒台を連発してきた、防衛大学校 榮井弓子選手が湘南工科大学
黒川旭選手をこの日4回目の18秒台で圧倒。第2レースは、砺波マイコンカークラブ 川上義浩選手が、矢崎部品(株) 林祐斗選手を19秒20で退ける。第3レースは、2回戦で18秒34の最速タイムを打ち出したチームMTYの大美周平選手が、砺波マイコンカークラブの番土隆選手に勝利し、第4レースは同じく2回戦で18秒27を出して最速タイムを塗り替えた九州産業高等学校OBの綿貫祐介選手が、18秒15という一瞬目を疑うほどの速いタイムを計測し、18秒58の好タイムを出した豊南
福永信雄選手とのハイレベルな争いを制した。準決勝第1レースは、榮井選手がまたも18秒台をマーク。対戦相手の川上選手は、ここで痛恨のコースアウトを冒してしまう。第2レースは、大美選手が18秒05という驚愕のタイムを出し、再び最速タイムを更新。綿貫選手はここで18秒36と振るわず、昨年の予選で悪夢のコースアウトをしてしまった時点から目標としてきた全国チャンピオンの夢は、今回も叶えることができなかった。しかし、3位決定戦では意地の17秒89を打ち出し、今大会でただ一人18秒の壁を突破して見せた。さて、いよいよ2006年の最終レースである。7大会ぶりの女性ファイナリストとなった榮井選手を迎え撃つのは、「敢えて古い車体を使って、マシンを熟成させてきました」と語る実力者
大美選手。ここまではいずれも、王者に相応しいレースを続けてきた2人。全選手と大勢の観客が固唾を飲んで見守る中、緊張のスタートを切る。榮井選手はこの日、自身の最速タイム18秒37でゴールゲートを通過。対する大美選手は、18秒07というレベルの高いタイムをマーク。揺るぎないレース運びで、ついに参加全3621台の頂点に君臨した。 |