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2007年大会大会レポート 5/8

決勝トーナメント・高校生の部
約20分間にわたる入念なコースメンテナンスの後、予選レースで32位以内に入った選手たちによる決勝トーナメントが始まった。コースレイアウトも、予選とは逆走する形に変更され、今度はスタート直後にレーンチェンジとなる。まずは、高校生の部からのスタートだ。1回戦は、予選2位の富山県立大沢野工業高等学校・神通研太選手と、同じく予選3位の岡崎拓馬選手の一年生コンビが、コースアウトにより早々と姿を消してしまう。同校の快進撃もこれまでかと思われた矢先、2年生の布村真佐喜選手がセーフティーファーストに徹し、18.77秒とやや押さえたタイムで勝ち上がった。2回戦も予選上位者の苦戦が続く。ライバルが脱落する中、楽な試合運びに持ち込めたかのように思われたのが、予選1位の香川県立三豊工業高等学校の森川卓哉選手だった。ところが、2回戦第1レースで痛恨のコースアウト。その直前に、チームメイトで予選7位の豊浦広行選手までもゴールにたどり着けないままレースを終えた。この間隙をすり抜けて勝ち上がったひとりに、沖縄県立美来工科高等学校の岸本翔選手の姿があった。沖縄県勢としても、史上初のベスト8に食い込む快挙を達成。「予選はぎりぎりの通過でしたが、それだけでも大満足でした。ベスト8にまで進めて、本当に嬉しいです」と、はつらつと語っていた。

いよいよ決勝トーナメント。車検を終えて、決戦会場に向かう選手たち

素早いスタートダッシュを見せるマイコンカー

次々と白熱のレースが展開された

決勝トーナメント・一般の部

虎視眈々と上位進出を狙う選手たち

実力者の河野選手(左)は誰もが納得の速さを見せてくれた

女性でただひとり決勝トーナメントに進出した藤井選手は、残念ながら2回戦で姿を消した
続いて、一般の部の決勝トーナメントがスタート。1回戦Aコース第1レースに登場した、予選1位のチームMTY・勘原利幸選手は、立体交差の降り口という特別トリッキーではないポイントで、まさかの脱輪を冒してしまう。観客があ然とする中、幸運にも対戦相手もコースアウトしたため、規制により再レースとなる。ところが、勘原選手のマシンはまたしてもほぼ同じポントで脱輪。誰もが一瞬、自分の目を疑った。だが、再度幸運が訪れ、対戦相手もゴールできない。規定により、予選タイム上位の勘原選手が勝ち上がることとなった。続くAコース第2レースは、大会の“顔”のひとりでもある防衛大学校の滝田好宏選手が登場。優勝候補だった愛弟子が予選通過を逃すものの、滝田選手は安全走行の作戦を取り、予選17位で決勝トーナメントに進出してきた。レース前に「予選は押さえて走りました。徐々に上げていきますよ」と自信のコメントだったが、このカードも両者コースアウト。再戦も同じ結果となり、規定で滝田選手より予選タイムが速かったGTマイコンカークラブの深澤則正選手が勝ち上がった。滝田教授のレースプランは、結果的に失敗に終わってしまったのである。そんな中で実力を見せつけたのが、九州地区大会優勝者で、熊本県立球磨工業高等学校教諭の中村彰男選手。予選を18.56秒の第8位で通過し、順当に駒を進めてきたが、決勝トーナメント第1回戦で17.92秒とタイムを上げてきた。さらに、2回戦でも17秒台を出し、一挙に主役の座に踊り出る。

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