先鋭たちが日本一を競った、北海道札幌国際情報高等学校
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吹雪の中、会場入りする選手
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日本の高度なエレクトロニクス技術の将来を担う高校生たちが、1年の月日を費やして自らの手で1台の自走マシンを作り上げ、極限のスピードに挑む「ジャパンマイコンカーラリー2011全国大会」が、去る1月9日(日)に大会発祥の地・北海道で開催された。第16回を数えた今大会も、昨年10月から全12ブロックで順次行われた地区大会で熱戦を繰り広げ、優秀な成績を収めた精鋭たちが全国大会へとコマを進めてきた。会場は、もちろん全ての競技参加者が目指す聖地・北海道札幌国際情報高等学校特設コースである。年末から年始にかけて列島各地を猛吹雪が襲い、北海道も厳しい寒波に見舞われた今回。選手の足取りへの影響が、大いに懸念された。しかしながら幸いにも大きなトラブルはなく、競技は予定通り進行。凍てつく白銀世界の中、会場内だけは熱気と興奮に包まれた。
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