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大会記録 >> 2011年大会 >> 全国大会結果 >> 全国大会レポート 3/7
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2011年大会全国大会レポート 3/7

Basic Class・予選1回目
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慎重にマイコンカーをセットする新潟県立新津工業・樋浦真生君
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結果の確認をする和歌山県立紀北・木村圭佑君(左)と北海道高等聾学校・上田勇輝君(右)
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走りを見守る新潟県立新津工業・樋浦真生君(左)と群馬県立前橋工業・下田瑞貴君(右)
時は、午前10時10分。いよいよ競技開始である。まずは、タイムトライアル方式の予選から。2台同時にスタートし、インとアウトを入れ替えてそれぞれ2走。良い方のタイムが記録される。Basic Classは34台のうち上位16台が、決勝トーナメントへコマを進めることができる。Basic Classとはすなわち、初めてマイコンカーの製作にあたった生徒のみに出走権が与えられるカテゴリーである。しかし、それぞれが地区大会を勝ち抜いた強豪だ。また、本クラスに登場するマシンの完成度も年を追うごとに高くなっている。それを証明するかのように、Aコース1組目、茨城県立つくば工科高等学校・内山研二君が31.61秒、Bコース1組目、和歌山県立紀北工業高等学校・木村圭佑君が32.10秒を計測。「ジャパンマイコンカーラリー2011全国大会」における初の完走者が、2台同時に誕生したのである。そして、Bコース3組目に登場した宮崎県立宮崎工業高等学校・齋藤祐輔君が、スピードに乗った走りで会場の目を引き付ける。計測されたタイムは28.35秒。ただ一人28秒台に突入し、暫定トップとなった。また、Bコース5組目の香川県立高松工芸高等学校の坂本龍征君が29.90秒で30秒を切る好タイムを打ち出した。さらに、Aコース8組目の岐阜県立可児工業高等学校の森勇樹君が29.79秒で、1回目の2番手に食い込んできた。

Advanced Class・予選1回目
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緊張の面持ちで、他の選手の走行を見守る
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長野県駒ヶ根工業・竹村将太君(左)と北海道苫小牧工業・滝田翔君(右)、 滝田君の祈りが届くか?
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自分のマイコンカーを見守る長野県駒ヶ根工業・矢澤美貴さん(左)と和歌山県立紀北・矢野慎君(右)
続いて、Advanced Classの猛者たちがコース前に整列した。こちらも予選タイムトライアルを2度走り、良い方のタイムで競い合う。109台中上位32台が決勝トーナメントへ進出することになる。まずは前半グループから競技が始まった。1組目は何と、A・B両コースの4台ともコースアウト。Aコースは続く2組目も2台ともコースアウトし、選手の気合が空回りしていく様相に。しかし、Bコース2組目の山口県立萩商工高等学校の今津桂基君が19.21秒で初の完走者となったことをきっかっけに、コース上は一気にヒートアップ。続くBコース3組目に、一昨年団体優勝を果たした九州地区から、今回の地区大会を制してこの場に臨んできた熊本県立御船高等学校の歌野寿英君が登場。レベルの違う走りを見せ17.75秒をたたき出し、この後に展開することになる高速レースの先がけとなった。Aコース5組目では、近年決勝トーナメントの常連校となった長野県駒ヶ根工業高等学校から佐藤大樹君が鋭い走りを披露し、17.62秒の好タイムを計測。Bコース7組目では、過去にチャンピオンを輩出している富山県勢の中で今回の北信越地区大会を席巻した富山県立富山工業高等学校の一角、寺井敬祐君が17.05秒で走り切る。圧巻のスピードで会場をくぎ付けにしたのは、昨年大会で優勝と準優勝をさらった岐阜県立可児工業高等学校から、今年の中心メンバーのひとり坪井大地君である。Aコース10組目に登場し、あっと言う間のゴール。電光掲示板に表示されたタイムは16.45秒の猛時計であった。並走した一昨年のチャンピオン、熊本県立球磨工業高等学校の土屋大樹君も思わず目を見張る見事な走行で、「今年も可児工業はやっぱり強い」と周囲を唸らせた。続いて、「今や遅し」と出番を待っていた後半グループの選手が登場。まずは、Bコース1組目の岐阜県立可児工業高等学校の井戸弘士君に注目が集まった。計測されたタイムは期待通りの16.64秒。ギャラリーからため息にも似た声が上がる中、チームメイトの坪井君に迫ってみせた。さらに、同校の勢いは止まらない。Aコース4組目に、チームのエースで優勝候補筆頭に上げられている神谷侑希君が堂々とスタートゲートへ。レース前「昨年先輩が築きあげたものを次に引き継ぐことが大切だと感じています」と落ち着いて語ってくれた通り、安定感たっぷりの走行。16.85秒を打ち出し、可児工業は3人全員が16秒台で走り切ったのである。これに次いだのは、Bコース7組目の香川県立高松工芸高等学校の樽和樹君。16.96秒の好タイムを記録し、2回目の走行での逆転を虎視眈々と狙っていた。

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