慎重にマイコンカーをセットする新潟県立新津工業・樋浦真生君
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結果の確認をする和歌山県立紀北・木村圭佑君(左)と北海道高等聾学校・上田勇輝君(右)
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走りを見守る新潟県立新津工業・樋浦真生君(左)と群馬県立前橋工業・下田瑞貴君(右)
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時は、午前10時10分。いよいよ競技開始である。まずは、タイムトライアル方式の予選から。2台同時にスタートし、インとアウトを入れ替えてそれぞれ2走。良い方のタイムが記録される。Basic Classは34台のうち上位16台が、決勝トーナメントへコマを進めることができる。Basic Classとはすなわち、初めてマイコンカーの製作にあたった生徒のみに出走権が与えられるカテゴリーである。しかし、それぞれが地区大会を勝ち抜いた強豪だ。また、本クラスに登場するマシンの完成度も年を追うごとに高くなっている。それを証明するかのように、Aコース1組目、茨城県立つくば工科高等学校・内山研二君が31.61秒、Bコース1組目、和歌山県立紀北工業高等学校・木村圭佑君が32.10秒を計測。「ジャパンマイコンカーラリー2011全国大会」における初の完走者が、2台同時に誕生したのである。そして、Bコース3組目に登場した宮崎県立宮崎工業高等学校・齋藤祐輔君が、スピードに乗った走りで会場の目を引き付ける。計測されたタイムは28.35秒。ただ一人28秒台に突入し、暫定トップとなった。また、Bコース5組目の香川県立高松工芸高等学校の坂本龍征君が29.90秒で30秒を切る好タイムを打ち出した。さらに、Aコース8組目の岐阜県立可児工業高等学校の森勇樹君が29.79秒で、1回目の2番手に食い込んできた。
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