光の広場の吹き抜けから、選手を見守る観客の皆さん
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1組目 東京都立科学技術高校・小村 和希君(左) vs 福島県立福島工業・大泉 克哉君(右) − 二人とも見事完走
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北海道苫小牧工業・辻田 翔一君(左) vs 愛媛県立松山工業・光宗 将隆君(右) − 光宗君は予選2位でトーナメントに進出
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長野県岡谷工業・若林 郁弥君(左) vs 秋田県立湯沢翔北・佐藤 智仁君(右) − 和泉君が今大会唯一の24秒台を記録し予選1位でトーナメントに進出
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予選はタイムトライアル方式で、ゼッケンナンバーが奇数の選手は1コース、偶数の選手は2コースを走行するが2回目はコースを入れ替え、それらのベストタイムで順位を決める。JMCRの競技はAdvanced ClassとBasic Classの2種類。Basic Classはマイコンカーラリーに取り組んで1年目の生徒が対象で、2008年大会でスタートした。毎年地区大会に1000台以上エントリーがあるが、その中でも全国大会に出場できるのは34台(予選上位タイムの4名が決勝トーナメントに進出)なので、その厳しさがわかっていただけるであろう。この34台は激闘を勝ち抜いてきた強者なのである。
午前10時10分、Basic Classの予選スタート!予選Aグループ1組目は東京都立科学技術高等学校・小村 和希君、福島県立福島工業高等学校・大泉 克哉君。 朝早くにも関わらず、光の広場は3階の吹き抜けまで見物客がびっしり。大画面の横で選手紹介され、少し照れながら深くお辞儀をする。緊張していたであろうが2人とも完走し、会場から大きな拍手が起こる。主審とタイムを確認後、完走賞の賞状を受け取り一旦コースを後にする。 2組目の強豪、秋田県立湯沢翔北高等学校・佐藤 智仁君と長野県岡谷工業高等学校・若林 郁弥君も続いて完走。佐藤君はもう24.8秒を記録。昨年の優勝タイムは26.4秒だったので、1年でいかに高校生たちの技術や発想力が上がっているかが一目瞭然である。
Bグループ1組目の選手紹介で、「頑張ります!!」と元気に叫んだのは北海道苫小牧工業高等学校・辻田 翔一君。マシンをセットして手をパン!パン!と合わせ、「完走できますように!」と祈る「苫小牧スタイル」はもうお馴染みである。2階の吹き抜けからも 「フレー!フレー!とーまーこーう!」 という声援が響き渡った。苫小牧工業の選手たちのマシンネームには全員「北海道」が入っている。マイコンカー発祥の地で走り続ける誇り、意気込みは本当に全国に伝わっただろう。今後この全国大会は北海道以外の開催となるが、是非プライドを見せつけ続けていってほしいと思う。 24.8秒を記録した佐藤君に続き、決勝に進める4位までが25秒台であった。予選完走は34台中22台で、完走率は64.7%であった。少々残念な完走率ではあるが、今年のコースの難易度が伺えるであろう。しかしこれが全国大会である。
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