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2015大会全国大会レポート 5/7

Basic Class・決勝トーナメント
決勝トーナメントに駒を進めたのは以下4名の選手たち。なんと4人中3人が四国地区の代表である。同じ地区だからこそ、絶対に負けられないというプライドもあるだろう。栄光は果たして誰の手に?

◆秋田県立湯沢湘北高等学校 佐藤 智仁君 「フラダリ」
◆愛媛県立松山工業高等学校 光宗 將隆君 「オレンジ魂4号」
◆香川県立高松工芸高等学校 竹内 海人君 「竹造」
◆愛媛県立新居浜工業高等学校 井下 航君 「メリー」
(予選順位順)

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決勝トーナメントがいよいよスタート、秋田県立湯沢翔・佐藤 智仁君(左) vs 愛媛県立新居浜工業・井下 航君(右) − 0.36秒差で佐藤君の勝利
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愛媛県立松山工業・光宗 将隆君(左) vs 香川県立高松工芸・竹内 海人君(右) − 光宗君が24.74秒でゴール

泣いても笑っても、もう決勝トーナメントである。選手たちはコース横の待機スペースで最終メンテナンスをし、大画面の横に並ぶ。 会場も今か今かと4人を見守っている。

決勝トーナメント1組目は予選1位の佐藤君対4位の井下君。広い会場が緊張で空気が張りつめている中、二人は見事に完走してみせた。佐藤君が25.03秒、井下君が25.39秒という僅差だった為、観客の「わあー!」という声が響き渡る。この手に汗を握る感覚は、さすが決勝トーナメントである。一人目の決勝進出者はまず佐藤君に決定。2組目は予選2位の光宗君と3位の竹内君。各難所を確実にクリアしていき光宗君が24.74秒でゴール、決勝への切符を手にした。力強くガッツポーズが輝いていた。一方の竹内君はレーンチェンジでコースアウトし3位決定戦へと進むことになった。
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3位決定戦、香川県立高松工芸・竹内 海人君(左) vs 愛媛県立新居浜工業・井下 航君(右) − 井下君が完走し3位
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決勝戦、愛媛県立松山工業・光宗 将隆君(左) vs 秋田県立湯沢翔北・佐藤 智仁野君(右) − 0.03秒差の僅差で光宗君が優勝
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光宗君(右) 優勝おめでとう!!
決勝前に井下君対竹内君の3位決定戦が行われた。大画面の横にスタンバイするその顔は緊張でいっぱいであった。竹内君が坂のカーブで惜しくもコースアウトしてしまったのだが、井下君が難所をものともせずスムーズな走りを見せ25.56秒で完走し、Basic Classの3位を見事に勝ち取った。竹内君も4位おめでとう!これで全国の高校生の3位と4位が決定した。

さあ、いよいよ決勝戦である。佐藤君も光宗君も、もうやるしかない!という表情をしている。スタートするともはや走行音とBGMの音しか聞えないほど静まりかえっていた。確実な走行であと少し、という時2台の残りの距離がほぼ同時なことに気づく。これはどっちが勝ってもおかしくない!

と会場が息をひそめた時、2台はほぼ同時にゴールした。会場中が一斉にタイムへ視線を移す。光宗君が24.74秒、佐藤君が24.77秒で、なんと0.03秒差だった。光宗君が嬉しそうな表情で両手を高く挙げてガッツポーズし、会場から大きな拍手が贈られた。愛媛県立松山工業高等学校はなんと2連覇である。先輩の想いをしっかりと引き継いだ光宗君、優勝おめでとう!

佐藤君も2位おめでとう、本当に差がなかっただけに悔しさは一入だと思うが、来年またAdvanced Classで優勝を目指していってほしい。佐藤君の秋田県立湯沢翔北高等学校も2年連続で3位という決勝トーナメントの常連校である。3位から2位まで上がったので、来年はいよいよBasic Class優勝か!?という期待をせずにいられない。どちらも顧問の先生はもちろん、素晴らしい先輩方の技術や意志を大事にしているのだと思うと、やはりマイコンカーは個人エントリーとは言え、素晴らしいチーム競技なのだと思わせられる。

写真−クリックすると拡大表示します 【Basic Class 優勝】
愛媛県立松山工業高等学校
光宗 将隆君
カーネーム「オレンジ魂4号」


予選では、2回とも無事走行することができましたが、1位の選手のタイムと0.3秒の差があったので、決勝トーナメントまでの間にカーブの出力や角度を見直しタイムを縮めようと努力しました。その結果、タイムを縮めることができ、決勝戦でも100分の3秒差で勝利することができました。
(大会後のアンケートから抜粋)

【準優勝】
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秋田県立湯沢翔北高等学校
佐藤 智仁
カーネーム「フラダリ」
【第3位】
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愛媛県立新居浜工業高等学校
井下 航
カーネーム「メリー」

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