毎年恒例となったがAdvanced Classの決勝の前に、Basic Classの決勝まで使用したコースのレイアウトが変更される。予選とは逆回りのコースとなり、短い距離でのレーンチェンジの連続が追加され、クランクを示すクロスラインの間隔が短くなるなど難易度がぐっと上がった。真のチャンピオンを決めるには絶好のコース。さあ、この究極のコースに選手たちは対応できるのだろうか。挑むのは以下8人の選手たち。
◆富山県立富山工業高等学校 岡田 翼君 「人参」
◆福岡県立福岡工業高等学校 大神 隆之介君 「wisdom」
◆福岡県立福岡工業高等学校 増永 圭悟君 「Last game」
◆長野県駒ヶ根工業高等学校 白鳥 昇君 「朱雀」
◆熊本県立熊本工業高等学校 木村 雅晴君 「KIMCHI号」
◆熊本県立熊本工業高等学校 牛島 大志君 「F−M」
◆熊本県立球磨工業高等学校 土屋 翔太君 「煌U」
◆岐阜県立大垣工業高等学校 金指 拓己君 「テスターOKB」
(予選順位順)
1回戦1組目 富山県立富山工業・岡田 翼君(左) vs 岐阜県立大垣工業・金指 拓己君(右)
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1回戦2組目 熊本県立熊本工業・木村 雅晴君(左) vs 長野県駒ヶ根工業・白鳥 昇君(右)
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1回戦3組目 熊本県立球磨工業・土屋 翔太君(左) vs 福岡県立福岡工業・大神 隆之介君(右)
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1回戦4組目 福岡県立福岡工業・増永 圭悟君(左) vs 熊本県立熊本工業・牛島 大志君(右)
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時は午後3時30分。決勝トーナメント1組目は予選1位の岡田君対8位の金指君。いよいよAdvanced Classの決勝が始まる!という雰囲気に、会場のお客さんもさっきまでとは違うオーラを感じている様子だ。2人がマシンをコースにセットし、同時に手を挙げた。これこそAdvanced Classの決勝、と言わんばかりに2台とも軽快にコースを走り抜けていく。だが岡田君はカーブ後、金指君はレーンチェンジで残念ながらコースアウト。予選のタイムでのジャッジにより、岡田君が準決勝進出となった。
2組目は予選4位の白鳥君対5位の木村君。2台とも難関コースをすいすい走行、と思われたが木村君のマシンがレーンチェンジ直前で突然ストップしてしまった。コースに忠実に対応した白鳥君が15.61秒で勝利、準決勝へ駒を進めた。
3組目は予選2位の大神君対7位の土屋君。土屋君が上り坂後のカーブで捕まってしまった。やはり難易度があがった決勝コースは一筋縄ではいかないのだろうか。大神君は15.34秒でゴール。このコースで予選と同じようなタイムを出してくるこの技術力に驚かされる。
最後、4組目は予選3位の増永君対6位の牛島君。スタートは順調であったが、2台とも惜しくもカーブでコースアウト。予選のタイムのジャッジにより、増永君が準決勝進出となった。
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