表彰式
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文部科学大臣賞を授与される長野県駒ヶ根工業高等学校・白鳥 昇君
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Basic Class優勝の賞状を授与される愛媛県立松山工業高等学校・藤野 聖弥君
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入賞者 全員
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初めての場所での開催で、新たな第1歩を踏み出した「ジャパンマイコンカーラリー2014大会」もついに終焉を迎えた。悔いの残る結果になってしまった選手もいる、個々の理由で本領を発揮できなかった選手もいる、でもこの表彰式、閉会式では新たなチャンピオンたちの誕生を祝い、それぞれの戦績を称え合おうではないか。光の広場から少し移動し、同施設内のサンピアザ劇場で表彰式と閉会式が執り行われた。
Basic Class、Advanced Classの各チャンピオンを始め、各賞受賞者に暖かい拍手が送られ、さっきまでとは打って変わって和やかな雰囲気が会場を包む。一年間、共に戦ってきたマイコンカーもやっと一息ついていることだろう。団体地区優勝は2年連続で北信越地区となり、2位は九州地区、3位は四国地区となった。
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全国工業高等学校長協会事務局長・木暮 守雄氏
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文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官・持田 雄一氏
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株式会社ルネサスソリューションズ執行役員常務・山田 友右氏
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閉会式では、全国工業高等学校長協会事務局長・木暮 守雄氏が「さらに自分と、技や技術を磨いて、努力して、精進してください」と次へ向けての激励。
来賓の文部科学省初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官・持田 雄一氏から講評として「課題一つ一つに対応していく能力の高さに感服している、貴重な経験を大会にとどめることなく就職先、進学先でマイコンカーの技術を活用することを期待しています」と、未来のエンジニアへの期待のお言葉を述べられた。同じく来賓の、株式会社ルネサスソリューションズ執行役員常務・山田 友右氏が「今日観戦して、ものづくりの日本がもう1回復活すべき中で、皆さんはとても頼もしいという思いを強くした。個性が大事で、皆さんはもうクリエイターであり、科学者なのです」と、若い技術者たちの努力と技術力に感動し、その技術者たちと作っていく未来への期待に胸をふくらませた。
こうしてJMCR2014全国大会が幕を閉じた。来年はついに第20回大会。この20年間でいかに日本のものづくりの技術が発展してきたかが発揮される、より熱い大会となることが予想される。次大会に向けての活動は、全国大会の翌日から既に全国各地で始まっているのだ。
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エピローグ
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札幌琴似工業高等学校の生徒の皆さんの大活躍で、無事大会を終えることができました
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実況で盛り上げてくれました
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極寒での誘導、ありがとう!
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今回からサンピアザという一般の商業施設をお借りしての開催となり、買い物に訪れただけのお客さんも多い中で運営に戸惑う場面も多かったが、ボランティアの皆さんのテキパキ手際良い動きに、各所で助けられた。
寒い中看板を持って選手を誘導してくださった皆さん、重いお弁当の箱をかついで配ってくださった皆さん、会場でデータを取ったり進行をしたり盛り上げて下さった皆さん、本当にありがとうございました。
アークシティホテル、サンピアザの方々、宿泊のホテルスタッフの方々、送迎バスの運転手さん、皆さんのホスピタリティのおかげで選手たちが競技に打ち込め、大会が成功しました。また来年、第20回大会でお会いできますように。(W.T.)
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