Basic Classの部・決勝戦のスタート
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Advannced Classの部に 引けを取らない接戦
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ただ一人20秒台に突入した 文句ナシのチャンピオン
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午後12時30分、前回大会でプレ開催されたBasic Classが、今大会から正式カテゴリーに昇格。新たなドラマを生み出すべく24校24台がピットに集結し、予選から決勝トーナメントまでブレイクなしで接戦を繰り広げた。予選は、秋田県立男鹿工業高等学校・工藤信二君が、30.54秒でトップ通過。昨年、同クラス初代チャンピオンを排出した九州勢からは、熊本県立御船高等学校の中村晋也君が30.95秒を出し好位置をキープするかと思われたが、最終組に登場した新潟県立新潟工業高等学校の渡辺和秀君が30.75秒で2位に割って入り、同クラスにおける東北勢の躍進ぶりを証明した。続けて行われた決勝トーナメントは、予選トップの工藤君、2位の渡辺君がともに順当に勝ち進み、危なげなく決勝戦までコマを進めた。また、予選7位の山形電波工業高等学校・工藤則貢君、予選8位の山形県立山形工業高等学校・代田佑介君が、ともにベスト8に進出。東北勢の活躍が目立つ展開となった。3位決定戦に進出したのは、予選3位の中村君と予選5位の鳥取県立米子工業高等学校・古島祐人君。ともに、この日の自己ベストタイムを更新する走りを見せる熱戦となった。結果は、30.45秒を出した中村君が、31.88秒の古島君を上回り、ベスト3の一角を奪取したのである。続けて、今大会最初の優勝決定戦が行われた。トーナメント初戦と準決勝を圧勝しながらも、30.47秒、30.83秒とややタイムを落としてきた工藤君に対し、準決勝で強豪・中村君を下し30.32秒のファステストラップを打ち出した渡辺君。渡辺君の勢いに一日の長があると見られていたが、レースは意外な展開に。ギリギリの勝負に出た渡辺君のマシンが、ゴールを間近にしながらコースアウトとなってしまった。一方、工藤君のマシンはこの大舞台で最高のパフォーマンスを見せ、29.95秒を計測。だた一人20秒台に突入するという、チャンピオンに相応しい勝利を挙げたのである。
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